バンコク レストラン・居酒屋・焼肉店情報 バンコクぐるめ部 ep5 2018年4月
Thaim Line Bangkok
Thaim Line Bkk(タイムライン バンコク)

大好評につてき延長決定
タイの人気タイスキレストラン「MK」が、大きな話題を呼んでいた299バーツのビュッフェプロモーションを、新メニューを加えてパワーアップさせ、年末までの延長を決定しました!オーストラリア産牛肉をはじめとした豪華メニューが食べ放題になる、この超お得なキャンペーンの詳細をお届けします。

MKレストランは、タイ国内に400店舗以上を展開する国民的なレストランチェーンです。また、日本にも進出しており、九州を中心に約25店舗を運営しています。
観光客や在住日本人にも最も馴染み深い店舗の一つが、BTSアソーク駅直結のショッピングモール「ターミナル21」の4階にある店舗です。アクセスが非常に便利で、常に多くの人で賑わっています。口コミも1000件近くある人気店です
上半期の30%を超える大幅な減益という厳しい現実を受け、タイスキの最大手MKレストランが投じた起死回生の一手、299バーツビュッフェ。これは、近年急速にシェアを拡大する「Suki Teenoi」のような激安タイスキ専門店への明確な対抗策であり、バンコクの外食戦争が泥沼化し始めたことを示す象徴的な出来事と言えるでしょう。
従来、客単価500〜1000バーツで「家族で楽しむ、少し贅沢なレストラン」というブランドイメージを確立してきたMKにとって、この過激な価格競争への参入は、短期的な売上回復という甘い蜜をもたらす一方で、長期的な利益率の低下やブランドイメージの毀損を招きかねない「禁断の果実」でもあります。
さらに、この影響はタイスキ業界だけに留まりません。日本の大手チェーンであるスシローも参入し、JETROの調査によると、バンコク首都圏だけで3,000店近くの日本食レストランがひしめき合い、競争が激化しています。そんな中、「299バーツでMKが食べ放題」という強力な選択肢は、「今日は少し贅沢にしゃぶしゃぶやすき焼き、焼肉を食べよう」と考えていた層を奪い合う、同価格帯の日本食レストランにとっても大きな脅威となり得ます。
MKの今回の戦略が、顧客の再獲得とV字回復につながるのか、それとも業界全体の消耗戦の引き金となってしまうのか。タイの外食業界の勢力図を塗り替える可能性を秘めたこの一手から、目が離せません。
keitasatoさん タイ在住ライター
バンコク在住10年以上。Facebook(フォロワー1700人)をはじめ、複数のSNSを運用(そうフォロワー7万人以上)。職業柄、各業界のタイの裏話を聞くことも多数あるそう。
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