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チャオプラヤ川が危険水位に。アユタヤで最大2.5m浸水の恐れ、バンコクへの影響は?

洪水で増水したチャオプラヤ川のイラスト。川沿いの家が浸水し、「チャオプラヤ川が危険水位に」という記事のタイトルが重ねられている。
Thaim Line Bangkok

チャオプラヤ川下流域で洪水リスクが急上昇

タイ北部・中部での大雨により、チャイナート県のチャオプラヤダムは9月12日から下流への放流量を毎秒2,000立方メートルに引き上げています。

この影響で、特にアユタヤ県やアーントーン県など、堤防のない川沿いの低地では深刻な浸水リスクに直面しており、場所によっては通常より水位が1.5メートルから2.5メートル上昇すると予測されています。

タイ王立灌漑局(RID)によると、水位のピークは9月13日(土)から15日(月)にかけてとなる見込みで、対象地域の住民には厳重な警戒が呼びかけられています。

バンコクへの影響は?

バンコク都心部に関して、現時点では「広範囲にわたる大規模な洪水のリスクは低い」とされています。

しかし、ダムからの放流水がバンコクに到達するタイミングと、9月13日から15日にかけての海からの大潮が重なるため、チャオプラヤ川の水位は通常よりも上昇する見込みです。

これにより、川沿いにあるレストラン、住宅、寺院など、堤防の外側に位置する場所では、局所的な浸水が発生する可能性があります。
川の近くにお住まいの方や、お出かけの際はご注意ください。

川沿いにある観光スポットの例

  • ワット・アルン(暁の寺)周辺
  • アイコンサイアム(ICONSIAM)の川沿いテラス
  • アジアティーク・ザ・リバーフロント
  • リバーサイドに位置するホテルやレストラン
  • チャイナタウン(ヤワラート)に近いリバーフロントエリア
  • ノンタブリー県の船着場周辺
川の近くにお住まいの方や、宿泊されているホテルがリバーサイドの方やこれらのエリアへお出かけの際は、足元や交通情報に十分ご注意ください。

まとめ

状況をまとめると、アユタヤなどチャオプラヤ川中流域では深刻な洪水への警戒が必要ですが、バンコクでは川沿いエリアでの部分的な浸水に注意を払う段階です。

引き続き、行政機関から発表される最新の情報にご注意ください。

出典

Thai PBS
Thairath
The Active
Royal Irrigation Department (กรมช-ลประทาน)
The Nation, TV5
Disaster Prevention and Mitigation Department (DDPM)
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タイムラインバンコク編集部
タイムラインバンコク編集部
ライター
タイムラインバンコク編集部は、バンコクに在住する経験豊富な編集者とライターからなる専門チームです。日本人メンバーだけでなく、日本語能力試験N1を持つタイ人メンバーも在籍しており、多様な視点から情報を捉えることを大切にしています。 インターネット上の情報だけでなく、実際に現地へ足を運び、独自の取材・調査を行うことを信条としています。グルメ、ビューティー、最新ニュースからカルチャーまで、バンコクで暮らす人、訪れる人にとって本当に価値のある、正確で信頼できる情報を厳選してお届けします。日本のメディアに情報提供することもあります。
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