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バンコク電車「20バーツ乗り放題」、9月末で終了へ。対象路線と10月からの新運賃を解説

バンコクの電車20バーツ乗り放題政策の終了を伝える画像。左にSRTレッドライン、右にMRTパープルラインの車両イラストが並んでいる。
Thaim Line Bangkok

バンコクのSRTレッドラインとMRTパープルラインで導入されていた、上限運賃を20バーツとする政策が2025年9月30日をもって終了し、10月1日から通常の距離制運賃に戻ります。本記事では、政策終了の背景と10月からの新しい運賃体系について詳しく解説します。

MRTパープルライン
MRTパープルライン
SRTレッドライン
SRTレッドライン

上限20バーツ政策が終了する理由

この政策は、セター前政権が国民の生活費負担軽減を目的に導入した看板政策の一つでした。しかし、運輸大臣の管轄が前政権のタイ貢献党から現政権のタイ誇り党に移ったことで、政策を継続しない方針が決定されました。現政権は、この政策をあくまで試験的な施策(パイロット)と位置づけています。

10月1日からの新運賃体系

2025年10月1日以降、両路線は距離に基づいた通常の運賃体系に戻ります。この政策変更は、特にバンコク郊外から通勤・通学する10万人以上の利用者に影響を与える見込みです。

SRTレッドラインの新運賃

  • 一般運賃: 12〜42バーツ
  • 学生割引: 11〜35バーツ
  • 高齢者割引: 50%割引(6〜21バーツ)
  • 月間パス: 50回分 / 1,250バーツ(1回あたり25バーツ)が再導入されます。

MRTパープルラインの新運賃

  • 一般運賃: 14〜42バーツ
  • 学生割引: 10%割引
  • 子供・高齢者割引: 50%割引

まとめ

今回の政策終了は、政権交代に伴う方針転換が直接的な原因です。レッドラインとパープルラインを利用する方は、10月1日からの運賃変更に注意してください。特に毎日利用する方は、再導入されるレッドラインの月間パスの利用も検討しましょう。

この記事を書いた人

keitasatou:タイムラインバンコク編集者 バンコク在住10年以上のライター。バンコクで複数のSNSを運用しておりフォロワー総数は7万人以上。ライターという特殊な職業柄、各業界のタイの裏話を聞くことも多数ある。 [Facebook]

出典

Bangkok Post

The Nation Thailand

ประชาชาติธุรกิจ (Prachachat Business)

Post Today (โพสต์ทูเดย์)


about me
タイムラインバンコク編集部
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ライター
タイムラインバンコク編集部は、バンコクに在住する経験豊富な編集者とライターからなる専門チームです。日本人メンバーだけでなく、日本語能力試験N1を持つタイ人メンバーも在籍しており、多様な視点から情報を捉えることを大切にしています。 インターネット上の情報だけでなく、実際に現地へ足を運び、独自の取材・調査を行うことを信条としています。グルメ、ビューティー、最新ニュースからカルチャーまで、バンコクで暮らす人、訪れる人にとって本当に価値のある、正確で信頼できる情報を厳選してお届けします。日本のメディアに情報提供することもあります。
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