【防災情報】タイ周辺国で複数回の地震を観測 タイ気象局 地震観測課が警告
【防災情報】タイ周辺国で複数回の地震を観測 タイ気象局 地震観測課が警告
2025年10月13日(月)の未明から朝にかけて、ミャンマー、ラオス、ベトナム、中国雲南省といったタイの近隣諸国で、マグニチュード4クラスの小規模な地震が6回にわたり相次いで発生しました。タイ気象局は、これらの地震によるタイ国内への直接的な被害の可能性は低いと発表していますが、北部の一部の住民が揺れを感じたとの報告もあがっています。
観測された地震の詳細(10月13日)
- ミャンマー: 3回発生、最大マグニチュード4.0。タイ北部のメーホンソーン県やチェンマイ県でごくわずかな揺れが感じられた可能性があります。
- ラオス: 1回発生、マグニチュード3.7。震源はタイ北部ナーン県から約99kmの地点でした。
- ベトナム: 1回発生、マグニチュード4.0。
- 中国・雲南省: 1回発生、最大となるマグニチュード4.2を観測。
タイ気象局の公式見解と注意喚起
タイ気象局・地震観測課は、これらの一連の地震がタイ国内の建造物などに被害を与えたり、津波を引き起こしたりする可能性は低いと発表しています。
同時に、SNSなどで拡散される可能性のある「大きな地震が来る」といった偽ニュースやデマを信じないよう、国民に強く呼びかけています。最新かつ正確な情報は、タイ気象局のウェブサイトなどで確認するように求めています。
まとめ
タイでは今年3月にも、ミャンマーでの地震による揺れがバンコクにまで伝わる出来事がありました。「タイは地震が起きない」という神話が崩れ、その影響で今なお修復が完了していない高層コンドミニアムも存在します。そのため、今回の周辺国での連続地震は、タイ国内でも大きな関心を集めています。
タイ北部には活断層が存在し、過去にも地震が発生していますが、今回のように広範囲で立て続けに地震が観測されるのは珍しいと言えます。タイ気象局が言うように、直接的な被害の心配は少ないとのことですが、これはタイ周辺地域のプレート活動が活発になっていることを示唆しているのかもしれません。今後も公式な情報に注意を払うようにしましょう。
この記事を書いた人
keita satou:バンコク在住10年以上。旅行ライセンスの持つタイ法人の社員のかたわらライターも行う。タイ在住日本人向けのメディアとタイ人向けメディアを運営。Facebook(フォロワー1700人)や複数のSNS(総フォロワー7万人以上)を運営する。職業柄、各業界のタイの裏話を聞くことも多数あるそう。
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出典・参考サイト
- タイ気象局 地震観測課 (Earthquake Observation Division, TMD)
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