2025.11.19

タイ人裸ダンスのインフルエンサーが日本で大炎上メディアとタイ人の反応

keita satou

タイの有名YouTuberでインフルエンサーの「Jack Papho」氏が、日本で起こした行動が波紋を広げています。日本の駅構内や富士山が見えるローソン前などで、上半身裸で踊る動画を投稿したことがきっかけで、日本だけでなくタイ国内でも「国の恥」として大炎上する事態となっています。さらにその後アップした動画で反省の色がないとさらに大炎上しています。

この騒動を受け、タイの外務大臣も旅行者やインフルエンサーに対して「渡航先の法律と文化を尊重するように」と警告を発する異例の事態に発展しています。

動画URL：https://www.facebook.com/reel/4375141536101393
出典：ข่าวอีซ้อ

メディアの報道と批判

このニュースは日タイ双方のメディアで大きく取り上げられています。

日本メディア： 「タイ人YouTuberが日本でやらかした」「タイの恥」といった見出しで、迷惑行為やオーバーツーリズムの象徴として批判的に報道。
タイメディア： MatichonやThairathなども、日本の報道を引用する形で「国のイメージを損なう重大な問題」として大きく報道。多くのタイ人が恥ずかしい思いをしていると伝えています。

批判殺到！タイSNSの反応まとめ

今回の騒動に対するタイ人の反応は、9割以上が「ネガティブ（批判）」で占められています。SNS（Facebook, X, Pantipなど）に寄せられた主な声をまとめました。

国の恥・イメージ失墜

タイ人を恥さらしにした（พาคนไทยอับอายขายขี้หน้า）
国が被害を受けた。タイ人の評判が下がる
日本人全員に謝りたい。タイ人のほとんどはこうじゃない
彼一人が原因で、日本へ行く真面目なタイ人が白い目で見られる
タイ人を恥かかせた。こんな“ゴミ”は罰すべき
再生数稼ぎで、日本にいるタイ人を苦しめることになる
タイ国内ならまだしも、海外で迷惑。日本には文化があるのに
彼は自分のことを『プライベートな問題』だと言うが、国のイメージに影響しているではないか
タイ人全員がこうだとは限りません
どの国も良い人・悪い人がいる

厳罰・措置を求める声

日本大使館はこのような人物の入国を永久に禁止すべきだ
タイ政府はパスポートを剥奪（取り消し）すべき
日本で刑務所にぶち込め
ビザを取り消し、海外渡航禁止のブラックリストに載せるべきだ
国民レベルの懸案事項（วาระระดับชาติ）だ
国境で地雷を踏む代わりに、彼を国境へ送るべきだ

人格・品性への非難

ゴミはゴミ（ขยะ ก็คือขยะ）
低級な（ตลาดล่าง）コンテンツでしかビューを稼げないのか
無教養で無作法。親は教えていないのか
日本の文化やマナーを全く尊重していない
その行動は育ちが悪い（กิริยาส่อสกุล）
過ちを犯しても謝罪で済むと考えているようだ。ビューを稼ぐために意図的にやった

責任転嫁

（彼は）クメール人で、タイ人の名を汚した
あれ、こいつカンボジア人か
カンボジア人なの？
「恥ずかしい奴はタイ人じゃない、カンボジア人（クメール人）だ（※責任転嫁のネットスラング）」

ユニークな反応と本人の反論

批判の中には、タイならではのユニークな皮肉や、本人の反論に対する更なる炎上も見られます。

ユニークな意見

「恥ずかしい奴はタイ人じゃない、カンボジア人（クメール人）だ（※責任転嫁のネットスラング）」
「検問なくす方がマシ」
「まず政治家を取り締まれよ」
プラヤーラワエークの子孫が暴れてるぞ
(※プラヤー・ラワエーク＝歴史上の敵国指導者。)
良心(モラル)はお金じゃ買えないんだなぁ
国会議員の中にも、コップ一杯の水の恩義も忘れず、何十億もの詐欺の件を誰も忘れないような人がいる。（ジャックの行動は）それより酷いか？
AIシステムで海外迷惑行為YouTuberを自動ブラックリスト化し、各国連携で入国規制すべきでは？
この件を学校教材に。国際マナー教育として必修化を！
日本は「和式トイレ講座」を外国人向けに開いたら？他国のようなマナー啓発事例
各国大使館は「嫌われない旅行マナー」をTikTokで啓発動画配信しては？
インフルエンサーは倫理試験が必要、SNS利用も認定制にしたら事件が減るのでは

本人の反論でさらに炎上

Jack Papho氏は動画に「誰に見下されても気にしない」という趣旨のキャプションを付けたり、批判コメントに対し「インドならいいのか？」と返信するなど、反省の色が見えない態度をとっています。これに対し、「論点がずれている」「炎上商法だ」と火に油を注ぐ結果となっています。

こちらに対しても数千件のコメントがついてさらに大炎上
出典：ข่าวอีซ้อ

まとめ

今回の騒動は、単なる個人のマナー違反を超え、タイ国民が「自国の品位」や「対日関係」を深く憂慮していることを浮き彫りにしました。多くのタイ人が「日本はマナーを重視する国」と理解しており、その信頼を損なう行為に対して非常に厳しい目を向けています。

実はタイでも日本の芸能人が寺院の前で僧侶のコスプレをして炎上したという事件がありました。また過去にはタイ人女性をナンパするゲームをして炎上したこともあります。

インフルエンサーの影響力と責任については、日本だけでなくタイ社会全体で大きな議論が巻き起こっています。

この記事の出典

Matichon Online
Thairath Online
Pantip
ข่าวอีซ้อ
Facebook, X (Twitter)等のSNSコメント

この記事を書いた人

keita satou(タイムラインバンコク編集部)
バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人の社員のかたわらライターも行う。タイ在住日本人向けのメディアとタイ人向けメディアを運営。Facebook（フォワー1700人）や複数のSNS(総フォワー7万人以上)を運営する。職業柄、各業界のタイの裏話を聞くことも多数あるそう。
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