バンコクに「冬」到来? 最低気温17度の予報も 屋内でのエアコン効きすぎに注意
南部の洪水ニュースが続く中、バンコクおよびタイ中央部では「寒さ」と「空気の汚れ」という、別の注意報が出ています。
タイ気象局(TMD)の最新発表によると、中国からの寒気団の影響で、今朝(26日)から週末にかけてバンコクの気温が急激に下がる見込みです。バンコクでは朝晩の外は涼しく昼間は暑い、そして屋内は寒い状況が続くことが予想されます。
バンコクで「17℃」の予報も?急激な冷え込み

出典:Google
主要メディア(Matichon, Thairath等)は、バンコク首都圏で気温が2〜4℃低下すると報じています。
- 最低気温の目安:
一般的には20〜22℃と予想されていますが、気象局の発表範囲内では、郊外や条件によっては「17℃」まで下がる可能性も示唆されています。 - 期間:
この涼しさは、少なくとも今週末(29日頃)まで続く見込みです。
タイ人にとっては「極寒」とも言える気温です。朝はエアコンなしで過ごせますが、就寝時の服装には注意が必要です。
PM2.5が悪化、「在宅勤務(WFH)」要請の可能性
気温低下とセットでやってくるのが、大気汚染(PM2.5)の問題です。冷たい空気と共に風が弱まり、汚染物質が滞留しやすくなっています。
Bangkok Postなどによると、天然資源・環境省は以下の準備を進めています。
- 在宅勤務の要請:
PM2.5レベルが「赤色(健康に危険)」に達した場合、公的機関や民間企業に対して在宅勤務(Work From Home)を要請する。 - 学校閉鎖:
汚染が深刻なエリアでは、学校の休校措置も視野に入れている。
天気の「二極化」に注意
現在のタイは、天気が極端に二極化しています。
- 上半分(バンコク含む):寒くて乾燥している(PM2.5注意)
- 下半分(南部):記録的な豪雨と洪水
まとめ
旅行者には快適な気温でも、現地のタイ人や在住者にとっては寒いと感じることがあります。また屋内は常時エアコンがついていますし、タイの建物はそもそも防寒構造になっていないため、日本以上に体感温度がさがります。
つまりこの時期のバンコクは「外は涼しい(汚染あり)、中は極寒(エアコン)」という体調管理が最も難しい環境になります。特にオフィスや商業施設は「外が暑い前提」で冷房ガンガンですので、絶対に羽織り物を忘れないでください。
この記事の出典
本記事は以下の報道を基に作成しました。
この記事を書いた人
keita satou(タイムラインバンコク編集部)
バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人の社員のかたわらライターも行う。タイ在住日本人向けのメディアとタイ人向けメディアを運営。Facebook(フォワー1700人)や複数のSNS(総フォワー7万人以上)を運営する。職業柄、各業界のタイの裏話を聞くことも多数あるそう。
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