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タイで偽の「化学調味料」製造拠点を摘発。数トン規模の模造品が市場に流出か

タイ警察官とFDA職員が記者会見を行う様子。手前に押収された偽の味の素のパッケージが大量にコンテナやカゴに入って並んでいる。下部に出典「出典:Nation Thailand」。
keita satou

私たちの食卓に欠かせない調味料が、驚くべき形で偽造されていました。2026年4月16日、タイ警察(CIB)と食品医薬品局(FDA)は、パトゥムターニー県クロールアン地区にある「偽の味の素(MSG)」製造拠点を一斉摘発しました。押収されたのは、本物と見紛うばかりの偽装パッケージ4万袋以上と、数トンに及ぶ低品質な原料粉末。すでに市場に流出している恐れがあるとして、当局は緊急の注意喚起を行っています。

1. 摘発の詳細:一軒家が「偽だし」の製造工場に

今回の摘発では、住宅を改造した地下工場で「味の素(Ajinomoto)」や「ロッディー(Ros Dee)」などの有名ブランドを精巧に模倣した製品が大量生産されていました。

犯行の手口は、市場で入手した安価で低品質(あるいは工業用)のMSGを、偽造したブランド袋に詰め替えるというもの。容疑者7人が逮捕され、梱包機や資材を含め2万4,000点以上が押収されましたが、警察はこれらがすでに小規模な市場(タラート)やオンラインショップを通じて流通している可能性が高いと見ています。

偽物を見分ける4つのチェックポイント

  • 1. パッケージの印刷:
    本物はロゴや文字が鮮明。偽物は印刷がぼやけていたり、色が薄かったりします。
  • 2. バッチ番号(製造番号):
    裏面の番号を確認。複数の袋で「全く同じ番号」が並んでいる場合は偽物のサインです。
  • 3. 袋のシール(圧着):
    本物は均一で綺麗。偽物は手作業感があり、シール部分がシワになっていたりギザギザしたりしています。
  • 4. 異常な安さ:
    市場の露店や個人出品で、相場より2〜3割以上安いものは要注意です。

2. 偽物を買わないためにはどうすればよいか?

タイFDAは「最も確実な対策は信頼できる販売ルートを使うこと」と強調しています。自宅用でも業務用でも、以下の2点を徹底しましょう。

  • 大手チェーンで購入する:
    セブンイレブン、Tops、Big C、Lotus’s、Makro等の大手は正規代理店から仕入れているため安心です。
  • 登録番号(เลข อย.)の照会:
    袋に記載された食品登録番号をタイFDAのサイトで照合。ヒットしない、あるいは名称が異なる場合は絶対に使用しないでください。

また激安の屋台なども偽物や低品質の調味料を使うリスクがありますので注意

まとめ

私のタイの友人の富裕層は屋台で食事をしません。また家電を含むすべての商品を百貨店で購入しています。ネットの通販も正規店からしか購入しないと徹底します。

またタイ在住者の先輩からも、タイにはブランド物だけでなく、酒・たばこ・薬まで偽物が街中に出回っている。タチの悪いことに売っている人も偽物と知らずに販売しているケースも多々ある。とにかく自己責任というアドバイスを受けたこともあります。ネットやメディアで格安タイツアーなどの特集もよく見かけますが、そのあたりのリスクがあるというのは頭に入れておいても損はないかもしれません。


著者プロフィール

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Keita Satou:バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人に勤務する傍ら、ライターとしても活動。タイの裏話や現場の実情に触れる機会も多く、複数のSNSで合計7万人以上のフォロワーを抱える。現場目線でタイの実情を伝えている。最近はシラチャのセブンイレブンを巡礼中。。

出典・参考サイト

  • The Nation Thailand (2026/04/16)
  • Thai FDA Official Announcement (2026/04/17)

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about me
Keita Satou
Keita Satou
タイ在住ライター
タイ在住ライター バンコク在住10年以上。旅行ライセンスの持つタイ法人の社員のかたわらライターも行う。タイ在住日本人向けのメディアとタイ人向けメディアを運営。Facebook(フォロワー1700人)や複数のSNS(総フォロワー7万人以上)を運営する。日本のテレビ・メディア取材経験多数あり。職業柄、各業界のタイの裏話を聞くことも多数あるそう。
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