バンコクのソンクラーン延べ314万人が来場!サイアムが動員1位 大量の使用済みの水鉄砲の行方は?
2026年のソンクラーンが終わり、バンコク都から来場者数のデータが発表されました。4月10日〜14日の5日間で、都内全域のイベント来場者数は延べ314万人を突破。もはや「街全体が巨大な会場」と化し世界的なイベントと認定された今回のソンクラーン。観光収入も303億バーツという大きな経済効果をもたらしました。
そして今、SNSで話題となっているのが「役目を終えた大量の水鉄砲」の行方です。2026年、バンコクが打ち出したスマートな回答とは?
ソンクラーン2026:来場者数ランキング(延べ人数)
- 1位:サイアムスクエア(約109.6万人):
– 圧倒的1位。若者と地元タイ人が押し寄せ、最強の吸引力を証明。 - 2位:シーロム通り(約65.2万人):
– 最終日に25万人超が殺到。密度では市内最高レベルの「激戦区」。 - 3位:アイコンサイアム(約60.3万人):
– 豪華演出で、観光客とファミリー層を独占。 - 4位:ターマハラート(約29.8万人):
– 川沿いの歴史エリアの人気も健在。 - 5位:カオサン通り(約10.5万人):
– 徹底した入場制限により、数字以上の熱狂度を維持。
1. シーロムは最終日に25万人超!都市型イベントの限界点
日本人観光客の参加者が最も多いシーロム通りでは、3日間(12日〜14日)で計65万人が動員されました。特に最終日14日は爆発的な人出となり、1日だけで252,265人が来訪。BTSサラデーン駅やMRTシーロム駅周辺では、あまりの過密に緊急導線が機能しなくなる場面もあり、都は「逆流防止のための一方向誘導」という厳戒態勢を敷きました。遊ぶ側には華やかなニュースですが、運営面では安全管理の限界が試された5日間でした。
2. 使用済みの水鉄砲はどうなる?
4月19日までリサイクル実施中
今年、最もサステナブルな取り組みとして注目されているのが「水鉄砲リサイクル・プロジェクト」です。昨年、カオサン通りだけで141トンものゴミが出た教訓を活かし、バンコク都(BMA)はSCGケミカルズ(SCGC)と連携。壊れた、または不要になった水鉄砲を回収し、再資源化するキャンペーンを4月19日まで実施しています。
- 回収ボックスの場所: セントラルワールド、エムスフィア、アイコンサイアム、ベンジャキティ公園、シーロム、カオサンなど市内9カ所。
- 再生のプロセス: 回収されたプラスチックは化学的に処理され、プラスチックの原料である「ナフサ」へと再生。新たなプラスチック製品として生まれ変わります。
3. 休暇明けの試練:プラトゥーナム陸橋の10ヶ月閉鎖
ソンクラーンの賑やかさが落ち着くのも束の間、本日16日からは日常の厳しい試練が待ち受けています。特に注意が必要なのが、プラトゥーナム陸橋の10ヶ月間に及ぶ閉鎖です。休暇明けの通勤・通学ラッシュと重なり、都心部の交通渋滞は激化が予想されます。お祭りの余韻を楽しみつつも、今日からは一歩早めの行動が必要です。
世界的なイベントに昇華したタイのソンクラーン
本来は家の庭先や寺院でおごそかに水かけをしていたソンクラーンですが、やがて大規模な水かけになり今では観光客向けの一大イベントへと昇華しました。一方で過激化した観光客による逮捕劇なども見受けられました。
私も参加するたびに来年まで水鉄砲をキープしておこうと思うのですが、結局スタッフにあげてしまったり、引っ越しの際に捨ててしまっていたので今回のリサイクルという試みはとても興味深いです。旅行者の場合は特に帰国に持って帰る人もいないはずなので是非有効活用してもらいたいものです。
著者プロフィール

Keita Satou:バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人に勤務する傍ら、ライターとしても活動。タイの裏話や現場の実情に触れる機会も多く、複数のSNSで合計7万人以上のフォロワーを抱える。現場目線でタイの実情を伝えている。
- ライター紹介:https://enjoy-bkk.com/about/
- Facebook:https://www.facebook.com/thaimlinebkk
出典・参考サイト
- BMA Public Relations (2026/04/15) – Songkran 2026 Report
- Thairath English – Silom Concludes with 652,974 Participants
- Thai PBS – Water Gun Recycling Project Extended to April 19

