オンヌット マッサージ「バーンサバイジャイ」盲目の施術師による本格タイマッサージがおすすめ

バーン・サバイジャイ / Baan Sabai Jai(บ้านสบายใจ)
「バーン・サバイジャイ」ここは視覚に障がいのあるセラピストが施術を行う、地域密着型のマッサージ店。
豪華なスパ設備はありませんが、その分「技術」と「価格」に特化しており、地元の人々や情報を聞きつけた在住者で賑わっています。最近は日本人のお客さんも多いとの事

- タイマッサージ1時間:120バーツ
- フットマッサージ1時間:150バーツ
バンコク中心部の相場(300B〜)と比較すると破格の設定です。
レビュー
バーン・サバイジャイのレビュー

BTSオンヌット駅から徒歩10分程のマッサージ店バーンサバイジャイ
店内は非常にシンプルで「実務的」という言葉がぴったりです。ベッドがズラリと並んでおり、おしゃれな装飾や個室はありません。あくまで「マッサージを受けるための場所」です。英語が通じるかは試していませんが、少なくとも日本語対応はなさそうでした。
施術について:
視覚障がいのあるセラピストの方々は、触覚が非常に鋭敏だと言われます。実際に受けてみると、コリのポイントを指先で探り当てる感覚が鋭く、力加減もしっかりしています。「おしゃれな雰囲気はいらないから、とにかく安くしっかり揉んでほしい」という方には最適解の一つです。またローカルなタイの雰囲気を体験したい方にもおすすめです。
夕方以降は地元のお客さんで混み合い、待ち時間が発生することもしばしば。予約なしで行く場合は時間に余裕を持つか、事前の確認をおすすめします。
レビュワー:keita satou
バーン・サバイジャイの情報はこちら
- 店名:バーン・サバイジャイ / Baan Sabai Jai(บ้านสบายใจ)
- 場所:スクンビット通り沿い スクンビット77の手前
- 営業時間:08:00 – 18:00までの受付
※日によって変動の可能性があるため要確認 - CALL:061-760-0338
- 価格:タイマッサージ 1時間 120バーツ〜
- 地図:https://maps.app.goo.gl/HSkqDispMV7bV55U7
BTSオンヌット駅から徒歩約10分
なぜタイには視覚障がい者が従事するマッサージ店があるのか?
タイで「視覚障がい者によるマッサージ」が高く評価されているのには、深い歴史的・文化的な背景があります。
1. 伝統医療と職業的自立
タイの伝統医学や古式マッサージは寺院を中心に発展してきました。視覚障がい者の方々は「手の感覚」に秀でているとされ、古くからマッサージ師は彼らの職業的自立を支える代表的な職業とみなされてきました。
現在では、タイ労働省やマッサージの総本山である「ワット・ポー」も視覚障がい者向けの専門訓練コースを無料で提供するなど、国を挙げて技術者の育成を支援しています。
2. 「タンブン(徳を積む)」としての文化的側面
多くのタイ人にとって、視覚障がい者マッサージを利用する行為は、単なるサービス消費ではなく、「タンブン(ทำบุญ / 徳を積む行為)」の一環として捉えられています。
路上で金銭を施す(慈善)よりも、彼らの「プロフェッショナルな技術」に対して対価を支払い、その職業的自立(尊厳)を支援(อุดหนุน)することのほうが、より良い「タンブン」になる、という文化的側面があります。
3. COVID-19パンデミックによる打撃と現状
2020年からのパンデミックで、マッサージ店は最も長く営業停止を命じられた業種の一つです。収入のほぼ100%を歩合制の施術料に依存していた視覚障がい者の施術師たちは、深刻な困窮状態に陥りました。現在は営業を再開していますが、引き続き利用による支援が求められています。
他にも視覚障がい者が働くマッサージ店
今回ご紹介した「バーン・サバイジャイ」以外にも、バンコクには視覚障がい者の方が施術する店舗が多数存在します。
- バーン・スックジャイ (Baan Sookjai)
同じオンヌットエリアにある系列・または近隣店舗。こちらも100〜120バーツ程度の格安料金で知られています。 - Perception Blind Massage
サトーンやプロンポンにある超有名店。英語や日本語の口コミも多く、旅行者でも入りやすい雰囲気です。 - Bangkok Blind Massage Center
アソーク(スクンビット25)付近にある、在住者の利用率も高い穴場的なお店です。 - 国立盲人協会(Ratchawithi)
タイ盲人協会が運営する訓練センター。国家資格を持つ施術師が多く、信頼性が高いです。
よくある質問(FAQ)
Q. どのような人に向いていますか?
- タイの伝統と文化を体験したい方。
- とにかくマッサージの技術、コストパフォーマンスを重視する方。
- タイの「タンブン」文化や社会貢献に関心がある方。
Q. 逆に、向いていない人はいますか?
視覚障がい者の方が運営する店舗の性質上、以下を重視する方にはミスマッチかもしれません。
- 店内の音の問題(静寂を求める方)
施術師同士やお客さんとのコミュニケーション(声かけ)が頻繁にあるため、完全な静寂ではありません。 - プライバシーを気にする方
多くの店舗がオープンスペースでの施術となり、個室がない場合が多いです。 - 極度の清潔さ(豪華さ)を要求する方
最低限の清潔さは保たれていますが、ローカル仕様です。高級スパの設備を期待する方には向きません。
まとめ
オンヌットの「バーン・サバイジャイ」は、1時間120バーツという価格で本格的な技術を体験できる貴重なスポットです。
豪華な設備はありませんが、その分「人の温かさ」と「確かな技術」があります。オンヌット周辺を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。
この記事の出典
この記事を書いた人

keita satou(タイムラインバンコク編集部)
バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人の社員のかたわらライターも行う。タイ在住日本人向けのメディアとタイ人向けメディアを運営。Facebook(フォワー1700人)や複数のSNS(総フォワー7万人以上)を運営する。
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