タイ⇔日本路線が大幅拡充 2025-2026年版:LCC新路線から全直行便リストまとめ
タイ⇔日本路線が大幅拡充 2025-2026年版:LCC新路線から全直行便リストまとめ
年末の旅行シーズンを前に、タイの格安航空会社(LCC)各社が日本路線の新規開設や増便を相次いで発表しています。歴史的なバーツ高を追い風に、タイ人の日本への旅行需要が急速に高まっていることが背景にあり、旅行者にとっては航空券の選択肢が大幅に広がることになります。
この記事では、2025年冬以降に新たに始まる路線や増便される便、そして現在運航中のタイ⇔日本間の全路線をまとめてご紹介します。
2025年12月に開設される注目の新路線
タイ・エアアジアX:バンコク ⇔ 仙台(直行便)
タイ・エアアジアXは、バンコク(ドンムアン)と仙台を結ぶ新路線を2025年12月1日に開設します。週4便(月・水・金・日)の運航で、東北地方とバンコクを結ぶ初の直行便となり、大きな注目を集めています。
タイ・ベトジェットエア:バンコク ⇔ 東京・大阪(直行便)
タイ・ベトジェットエアも日本路線に新規参入。バンコク(スワンナプーム)から大阪(関西)へは12月1日より、東京(成田)へは12月15日より、それぞれ新規直行便を就航させると報じられています。
タイ・ライオンエア:バンコク ⇔ 札幌・大阪(経由便)
タイ・ライオンエアも、台湾経由の以遠権を利用して日本路線を新たに開設します。バンコク(ドンムアン)から高雄経由で札幌(新千歳)へ週3便(12月1日〜)、台北経由で大阪(関西)へ週4便(12月2日〜)をそれぞれ運航開始します。
【重要】空港の注意点:タイLCCはドンムアン発着が中心
今回の路線拡大で注意が必要なのが利用空港です。タイ・エアアジアXやタイ・ライオンエアといったタイのLCCの多くは、バンコクではドンムアン空港(DMK)を発着します。一方で、JALやANA、タイ国際航空といったフルサービスキャリアや、ZIPAIR、Peachなどの日系LCCは主にスワンナプーム空港(BKK)を利用します。予約や空港へ向かう際には、間違えないよう十分にご注意ください。
【出発地別】タイ行き直行便 全路線ガイド(2025年10月時点)
東京(成田・羽田)発
- タイ国際航空 (スワンナプーム行き / BKK)
- 日本航空 (JAL) (スワンナプーム行き / BKK)
- 全日本空輸 (ANA) (スワンナプーム行き / BKK)
- タイ・エアアジアX (ドンムアン行き / DMK)
- タイ・ライオンエア (ドンムアン行き / DMK)
- ZIPAIR (スワンナプーム行き / BKK)
- AirJapan (スワンナプーム行き / BKK)
- タイ・ベトジェットエア (スワンナプーム行き / BKK, 2025年12月15日〜)
大阪(関西)発
- タイ国際航空 (スワンナプーム行き / BKK)
- 日本航空 (JAL) (スワンナプーム行き / BKK)
- Peach (スワンナプーム行き / BKK)
- タイ・エアアジアX (ドンムアン行き / DMK)
- タイ・ベトジェットエア (スワンナプーム行き / BKK, 2025年12月1日〜)
- タイ・ライオンエア (ドンムアン行き / DMK, 台北経由, 2025年12月2日〜)
名古屋(中部)発
- タイ国際航空 (スワンナプーム行き / BKK)
- タイ・エアアジアX (ドンムアン行き / DMK)
福岡発
- タイ国際航空 (スワンナプーム行き / BKK)
- タイ・エアアジア (ドンムアン行き / DMK)
- タイ・ベトジェットエア (スワンナプーム行き / BKK)
札幌(新千歳)発
- タイ国際航空 (スワンナプーム行き / BKK)
- タイ・エアアジアX (ドンムアン行き / DMK)
- タイ・ライオンエア (ドンムアン行き / DMK, 高雄経由, 2025年12月1日〜)
仙台発
- タイ・エアアジアX (ドンムアン行き / DMK, 2025年12月1日〜)
沖縄(那覇)発
- タイ・エアアジア (ドンムアン行き / DMK, 香港経由)
まとめ
拡充の理由が、バーツ高と円安によるタイ人の旅行者増加によるというのが、ちょっと皮肉な話ですが、タイとバンコクを結ぶ便が増えるのは我々日本人にとってはうれしい限りです。まだまだタイには安いアクティビティやおいしい食事もありますし、何より親日国家ですので日本人の海外旅行先のチョイスとしては本当におすすめです。
タイのLCCによる日本路線の拡大は、旅行者にとって価格競争による航空券の値下げや、これまで直行便がなかった地方都市へのアクセスの向上といった多くのメリットをもたらします。選択肢が増えるこの機会に、次の日本旅行を計画してみてはいかがでしょうか。最新の運航情報やフライトスケジュールについては、各航空会社の公式サイトをご確認ください。
この記事を書いた人
keita satou:バンコク在住10年以上。旅行ライセンスの持つタイ法人の社員のかたわらライターも行う。タイ在住日本人向けのメディアとタイ人向けメディアを運営。Facebook(フォロワー1700人)や複数のSNS(総フォロワー7万人以上)を運営する。職業柄、各業界のタイの裏話を聞くことも多数あるそう。

