インドネシア 生活(物価・銀行口座・医療・生活費)について、駐妻(在住歴6年)に聞いてみました。
成長する国インドネシア!その生活コストとスタイルは?
人口2億人以上、東南アジアの成長の象徴的な国、インドネシア。
実際にインドネシアでの生活はどんな感じなのでしょうか?
今回は、ご主人の駐在にあわせて、6年前からインドネシアにお住いの奥様にインタビューを致しました。
オンラインミーティングやLINEでの個別質問も大歓迎です。
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インドネシアでの暮らしについて
インドネシアへの駐在を聞いたときは、
子供が小さかったので(3歳の時)水や医療のことなど、様々な心配がありました。
実際に住んでみて驚いたことは、ご飯が美味しくないところと、野菜が少ないところ。生活において不便な部分はありますが、子供の学校絡みや奥様向けの習い事、イベントを通じてお友達が増えました。
インドネシアの物価について
食材は、ローカルのパサールと呼ばれる市場で買えば安く済みます。
しかし、農薬問題とかが怖いため、日本食スーパーなど、信頼できるところで買うと日本で暮らしていたよりも高くついてしまいます。
醤油も、日本の倍くらいしますし、輸入時の関税が高いので化粧品やおもちゃも高いです。安いとと感じるのはマッサージくらいです
住まいのコストでいうと、光熱費がインドネシアは高いと思います。光熱費だけで家族4人で4万円もかかったという話もきいたことがあります。
銀行や金融機関などのサービスはどう?
夫が半年ほど先に現地入りしていたのですが、
キャッシュカードが同じ名義で2枚以上作れないことと、子供の学費のような大きな金額を窓口で振り込む際に、名義人本人でないといけないことが不便でした。
インドネシアの医療費用とアドバイス
インドネシアはあまり医療水準が高くないので、シンガポールに飛んで治療することもあります。
これからインドネシアにいらっしゃる方へのアドバイスは、歯の治療はしてから来た方がいいということです。
旅行者保険だと、歯科治療が付いていないものが多かったり、最終的に会社が出してくれるにしても、始めの段階で立て替えないといけない場合があります。
また、こちらの薬はよく調べないと危ない薬が処方されることもあるので、
よく使う薬は日本から持参した方がいいと思います。
インドネシアの医療について詳しい情報はこちらから
https://www.visitindonesia.jp/useful/03.html
引用元;インドネシア共和国観光省公式ページ 医療情報
インドネシアの生活コストまとめと注意点
物価が安いインドネシアですが、安全性などを考えた場合、輸入品に頼らざるをえなくなり、意外とコストアップになるケースが多いことが分かりました。
また、奥様のご家庭は光熱費込のアパート契約でしたが、
そうでない場合は光熱費が高額になってしまうことがあります。
アパート選びの際は光熱費などの条件もしっかりチェックすることが大事なようですね。
インドネシアの銀行口座を含む外国人資産は、
その名義の外国人に不幸があると「プロベート」が適応となります。
所定の相続手続きをする際には、法廷に出廷して処理する必要があります。
書類なども現地語書類の提出を求められるうえに、
何度も出廷することになるので、外国人資産を相続するのは遺族にとってストレスです。
キャッシュカードの発行は、
本人名義1人1枚などの制限がある場合、
何かあった時の「プロベート」を避けて通れません。
そのため、共同名義口座のサービスをしている銀行への口座開設がマストです。
医療に関しては、歯の治療について言及されていました。
ローカル医療保険でも国際医療保険でも、
歯の治療をカバー内容に入れると、
保険料がかなり高額になってしまいます。
また、すでに治療済みの歯はカバーできないため、
加入前に歯科検診にてスクリーニングをする必要があります。
加入しても本人2割負担などの条件があったりすることを考えると、
日本の国保や健康保険は「充実した保険」と言えますね。
海外渡航中に利用した場合、立て替えになっても後で払い戻しができるので、
日本の国保や健康保険を継続するのはいい手です。
南国の穏やかな空気や美しいビーチなど、
魅力的なインドネシアですが、
実際に暮らすとなると注意しないといけない点も多いようですね。
特にコストの面では、情報収集が大きな自衛になります。渡航する前に、保険や生活費についてしっかりと見直しておきましょう。
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(著者プロフィール)
Text:田中ゆき恵(たなか・ゆきえ)
イギリスCII Award in Financial Planning認定者
Infinity Financial Solutions シニアコンサルタント
名古屋出身。米University of Michigan卒業後、日本で5業界ほど渡り歩き、最後某通信大手勤務中に、現在のポジションをオファーされ来秦を決める。海外居住者向けの教育資金プランや、年金プラン、保険、資産形成、相続対策など、包括的なアドバイスを得意とする。マレーシア、バンコクでのセミナーや執筆活動に加えて、ジャカルタでのセミナー活動の他2019年よりベトナムにも活動拠点を広げています。
タイ・バンコクを中心に東南アジアにて、女性FPとして15年目
保険や資産運用等でタイ在住の日本人をサポートする田中ゆき恵さんのプロフィール
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