2021.10.09

アフターコロナ対策!!『今』をチャンスに変える『積み立て』『貯蓄』『投資』を始めてみませんか？

Thaim Line Bangkok

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新型ウイルスの影響でロックダウンの国や地域が多い中、景気も悪いし株価もさぞ下がっているイメージをお持ちのみなさん。
『今』をチャンスに変える賢い貯蓄の方法をお教えします。

2020年3月は、新型コロナの影響が世界中で色濃く暗い影を落とした月となりました。特に大きな下げを見せたのはオイル市場とファイナンスセクター。
ファイナンス市場に関しては、銀行系が多く売られたものの、国債市場は『安全資産』に逃げる動きを拾って明るく終わったセクターもあれば、クレジットマーケットなどのマイナスで終わるセクターもあり、プラスとマイナスが入り混じった結果となりました。
3月末には一旦底打ちの様子を見せましたが、今度もウイルスに対しての各国の政策に反応して市場は動きそうです。

いつも他の市場と異なる独自の動きをするオイルセクターは、第一四半期はサウジーロシア間の価格戦争の結果大きく売られ、4月に入ってからは１バレル20ドルを割るような自体も。。。

アメリカのレートカットや『安全資産』への資産移動などの好材料を受けて好調だったのはゴールド。
4月の今や１オンス1,700ドル代にまで上がっており、市場最高値更新中です。
(※Tilney Bestinvestの3月のマーケットサマリーより)

さて、このような市場の中、日本の大手銀行に1,000万円預けても0.001%の利息しかもらえない冬眠資金に、そろそろ働いてもらおうと思った場合、皆さんならどうするのがベストだと思いますか？

(日本の大手都市銀行の金利例等を紹介している記事はこちらをご参考にしてください。)

お惣菜や洋服等の一般品や消耗品の購入の場合は、タイムセールやバーゲン品や期間限定セールを購入する、③タイプの方が多い気がします。しかし、『投資』となると、価格が下がった時の心理として：
①タイプのように「嵐が過ぎるのを待とう(バーゲンを見逃す)」とする心理。
②タイプのように調子の良いものに流れる(バーゲン中だが定価のものを買う)心理。
③タイプのように価格が下がったものは怖い(安い=傷んだ惣菜や不人気の物)と感じる方が多いのか、尻込みしてチャンスを逃してしまう心理。
の中で、多くの方が③タイプに流れがちになるのを拝見します。

では、下がった時、初心者から投資経験豊富な方まで万人に鉄板の投資必勝法なんてあるのでしょうか？！

長年、市場のアップダウンの中で、ファイナンシャルプランナーという仕事柄だけでなく、自分も個人資産の活用をしている経験から、自分も資産活用している経験から感じるのは、意外にも、『地味に積立が一番手堅い』という事です。

そこで、改めて、積立の良さをまとめてみました:

①『先に貯める』を心がけよう!!
貯蓄の方法はシンプルに2種類に分類されます。
A、『後から貯める』方法(※節約して余ったら貯める)
B、『先に貯める』方法 (※お金を先によけておいて節約する)
A,Bのどちらも一見同じように感じますが、実は後者の『先に貯める』方の方が、お金が貯まる可能性が高く、運用の世界でも『先取り貯蓄』などと銘打っている書籍も目にします。

『先に貯める』を実践すると、残った分でやりくりする心理が働くので、給料日前、結果的に「よけた分」+更にちょっと余らせる事に成功する事が多いのです。「10万円よけちゃったから、残りの5万円でやりくりしなくちゃ!」という心理が働き、結果無駄遣いをしなくなる心理効果があります。

②『積み立て』＝『ドルコスト平均法』 ※FP経験15年のコンサルも実践
積立は、決まった積立期間中、毎月同じ額の『投資』を自動的に行う事ができるので、『ドルコスト平均法』という概念を利用できます。
下記の図1と2をご覧ください。

図1

引用元；https://www.axa.co.jp/

図2

図2は、2008年から2010年のサブプライムショック時に、
(オレンジ)積立でインド株式ファンドを購入していた方 VS (水色)同じインドファンドの同じ期間の実際の成績
引用元；:RL360

ドルコスト平均法については、以前にも紹介していますので、よければご覧ください。
『ドルコスト平均法』の効果! 東南アジアで活躍する女性FPのコラム

このように、価格が下がった時は、投資信託の小口が沢山買える『チャンス』と捉える事ができ、毎月リスクを分散できる、初心者は安心、経験豊富な方も、市場の上下に一喜一憂するストレスから解放される、万人にテッパンな方法なのです。

更なるポイントは、せっかく積立を始めたのであれば、「途中であれこれ運用の中身を変えない事」です。積立プランは、その方法自体がドルコスト平均法でリスクを軽減できるメリットがあるので、デイトレーダーのように、忙しく運用する必要はありません。最初に自分のリスク許容量に合った投資信託を決めて、積立期間中はその小口を貯める事を考えましょう。

運用の中身でおすすめなのは、『マネージドファンド』と呼ばれるタイプの株式、国債、不動産、金など色々な運用資産をまとめてある投資信託です。プロが日々運用してくれるし、色々な種類の資産の分散投資してあるので安心です。

株式市場が下がっている今、あなたはどんなチャンスを手にする事ができるでしょうか？
海外居住中でマイナンバーがなくても、このようなチャンスを得る方法がありますので、『話だけでも聞きたいな』と思った方は、現在でもLINEやオンラインミーティングでの個別の相談も無料で受け付けていますのでお気軽にご連絡ください。

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執筆：田中　ゆき恵（たなか・ゆきえ）
イギリスCII Award in Financial Planning認定者
シンガポール及び香港FP資格,声紋分析心理士
米The University of Michigan卒業。
アジア６拠点を有するInfinity Financial Solutions2006年入社。
邦人向けコンサルタントとして、バンコクオフィス駐在。
バンコクや日本での執筆活動に加えて、ジャカルタでの『へそくり教室』活動の他、2019年よりベトナムにも活動拠点を広げるべく奮闘中。

田中ゆき恵さんの過去の記事はこちら

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