【工場の火災】シラチャで連日の工場火災。いずれも落雷が原因か
【工場の火災】シラチャで連日の工場火災。いずれも落雷が原因か
2025年10月13日、14日の2日間にわたり、チョンブリ県シラチャ郡で大規模な工場火災が相次いで発生しました。いずれも激しい雷雨の中での発生で、落雷が原因と見られていますが、発生場所や工場の業種は異なる別個の火災です。幸いにも両火災による負傷者は報告されていません。
10月14日:ボーウィン地区 金属プレス工場の火災
10月14日17時半ごろ、WHAチョンブリ1工業団地にも近いボーウィン地区の金属プレス工場で火災が発生しました。報道によると、工場の敷地内にあった変圧器に落雷があり、そこから工場建屋の一部に燃え移ったと見られています。消防隊による約2時間の消火活動の末に鎮火されましたが、建屋の一部が倒壊する被害が出ました。この工場は操業停止中だったため、けが人はいませんでした。
10月13日:バーンプラ地区 発泡スチロール工場の火災
前日の13日午後には、シラチャ郡バーンプラ地区にあるプラスチック・発泡スチロール工場で大規模な火災が発生しました。こちらは工場自体に雷が直撃したことが原因と見られています。火は燃えやすい発泡スチロールに燃え移って急速に延焼し、激しい黒煙と爆発音を伴い、最終的に工場は全焼、建屋も倒壊しました。祝日で工場が稼働していなかったため、この火災による負傷者はいませんでした。被害総額は数千万バーツに上るとの見方もあります。
まとめ:雨季終盤の落雷に注意
タイでは雨季の終わりごろの10月から11月初旬にかけて降雨量が多くなり、冠水や洪水、そして落雷の事故が増加します。台風などと違い事前の予測がとても難しいゲリラ豪雨のような形で発生するため、注意が必要です。
シラチャ地域で連日発生した2件の工場火災は、いずれもこの時期特有の激しい雷雨が引き金となった可能性が指摘されています。警察と消防が両火災の詳しい原因を調査中ですが、工場や事業所の管理者には、改めて変圧器や電気系統の安全点検が求められます。
この記事を書いた人
keita satou:バンコク在住10年以上。旅行ライセンスの持つタイ法人の社員のかたわらライターも行う。タイ在住日本人向けのメディアとタイ人向けメディアを運営。Facebook(フォロワー1700人)や複数のSNS(総フォロワー7万人以上)を運営する。職業柄、各業界のタイの裏話を聞くことも多数あるそう。
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