【速報・急転】タイ、14時~17時の「アルコール販売禁止」を撤廃へ 早ければ来月から
【速報】タイのアルコール規制に大きな変更です。2025年11月13日、タイの国家アルコール政策委員会は、国内で長年続いていた「午後2時(14時)から午後5時(17時)まで」のアルコール飲料の販売禁止規制を、撤廃することで合意しました。Bangkok PostやMatichonなど、タイの主要メディアが一斉に報じています。
この決定は、タイの観光業と国内経済の活性化を目的としたもので、早ければ2025年12月中旬(来月)にも施行される見通しです。
今回のまとめと概要(2025/11/14現在)
・14:00~17:00までのアルコール販売禁止時間が撤廃予定(12月中旬)
・禁酒日や深夜の販売禁止は継続
・14:00~17:00までの店内飲食やコンビニ・スーパーでのアルコール購入が可能になる
・飲酒禁止場所の罰金は継続
撤廃の理由:
「時代遅れの規制」から「観光・経済促進」へ
今回の規制撤廃には、主に2つの理由があります。
- 1. 経済と観光の促進(最大の理由)
年末年始のハイシーズンに向けて、観光客の利便性を高め、飲食店や小売業の売上を向上させる狙いがあります。 - 2. 規制の時代遅れ
この規制は元々1972年に「公務員が勤務時間中に飲酒するのを防ぐ」という目的で導入されたものであり、現在の経済状況やライフスタイルにはもはや適合していない「時代遅れの規制」であると判断されました。
いつから施行される?「最短で12月中旬」の見込み
この決定は即時に施行されるわけではなく、法的な手続きを踏む必要があります。
- 1. 公聴会(約15日間):
まず、決定内容について国民からの意見を聴取する「公聴会」を約15日間開く必要があります。 - 2. 施行までの待機期間(15日後):
その公聴会が終了してから、さらに15日後に新しい規制が施行(enforced)されると報じられています。
昨日(11月13日)に委員会が決定したため、このプロセスが順調に進めば、最短で約30日後、つまり2025年12月中旬頃には施行される見通しです。内閣の承認は不要とされています。
まとめ
要約すると昼間の販売禁止時間を解禁という事は、アルコールの店内飲酒の昼間の時間が撤廃されるということになります。夜間・禁酒日は継続ですのでご注意
新アルコール規制法の罰金の厳罰化にともない緩和されたこのルール。タイの飲酒規制はどちらに向かうのか非常に興味深いです。
1972年から約50年以上続いた、タイの「昼飲み」を妨げる象徴的な規制が、ついに観光・経済振興のために解除される歴史的な決定となりました。スーパーやコンビニでの酒類の購入、レストランでの昼食時の飲酒が時間に関係なく可能になります。
正式な施行日は官報での発表を待つ必要がありますが、タイの飲食店や小売店での利便性が大幅に向上することが期待されます。
この記事の出典
- Bangkok Post
- Matichon Online
- Thairath
- BangkokBizNews
この記事を書いた人
keita satou(タイムラインバンコク編集部)
バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人の社員のかたわらライターも行う。タイ在住日本人向けのメディアとタイ人向けメディアを運営。Facebook(フォワー1700人)や複数のSNS(総フォワー7万人以上)を運営する。職業柄、各業界のタイの裏話を聞くことも多数あるそう。
タイムラインバンコク編集部
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