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バンコクでSNSを利用した韓国人ロマンス詐欺グループを摘発 「高収入の仕事」で従業員を募集か

バンコクで摘発された韓国人ロマンス詐欺グループ 複数の偽Facebookアカウントと逮捕の様子
Thaim Line Bangkok

報道によると、韓国人男性がタイに呼び出され、ロマンス詐欺グループで働かされそうになったとして救助を求めたことをきっかけに、タイ観光警察とプラウェート警察は2026年5月13日夜、韓国大使館からの救助要請を受け、バンコク東部プラウェート区の住宅を捜索しました。現場ではパソコン作業をしていた韓国籍の男5人を発見・逮捕するとともに、救助を求めていた韓国人男性1人を保護しました。

現時点では不法就労関連の容疑が中心であり、ロマンス詐欺や人身売買との関連については現在も捜査が続いています。

事件の経緯

報道によると、2026年5月13日午後8時45分ごろ、在タイ大韓民国大使館から観光警察ホットライン「1155」に救助要請が入りました。「タイで詐欺の仕事に従事させられており、命令に従わなければ危害を加えられると怯えている韓国人男性がいる」との内容だったとされています。

報道によると、通報からわずか3時間足らずの午後11時30分ごろ、警察と大使館職員が現場に突入。バンコク・プラウェート区パッタナカーン・ソイ97にある住宅「The City」内の家屋で、パソコンに向かって作業中だった韓国籍の男5人を拘束し、被害を訴えていた男性を保護しました。

押収された証拠品

報道によると、現場からは以下の電子機器が押収されました。

  • パソコン・モニター
  • 携帯電話
  • その他の電子機器

押収品は合計66点と報じられており、今後データ解析などの証拠確認が進められる見通しとされています。

逮捕・容疑の内容

逮捕されたのは韓国籍の男5人です。報道によると、現時点で確認されている主な容疑は以下のとおりです。

  • 不法就労:有効なワークパーミット(就労許可)を持たずにタイ国内で働いていた疑い。
  • 関税法違反:5人のうち1人について、正式な税関手続きを経ていない物品を所持・隠匿していた疑い。

報道によると、拠点は韓国人を標的にしたロマンス詐欺の疑いがあるとされており、警察は国際犯罪ネットワークとの関連についても捜査を進めているとされています。ただし、ロマンス詐欺や人身売買に関する容疑は現時点では捜査中の段階です。

「高収入の仕事」で従業員を募集か

報道によると、救助された韓国人男性は「ロマンス詐欺グループで働くためにタイへだまされて連れてこられた」と訴えていたとされています。近年、東南アジアでは「高収入の仕事」「簡単なオンライン業務」「通訳・カスタマーサポート」などの名目で外国人を誘い込み、詐欺業務に従事させる手口が広がっていると報じられています。

以下のような誘いには十分な注意が必要です。

  • 渡航費や宿泊先を相手が用意すると言う
  • 仕事内容が曖昧なままタイ行きを急がせる
  • パスポートを預かると言われる
  • SNSやチャットだけで採用が決まる
  • 「日本人向けの投資サポート」「恋愛相談」「チャット対応」など実態が不透明な業務

ロマンス詐欺とは

ロマンス詐欺は、SNSやマッチングアプリなどで恋愛感情や信頼関係を装い、最終的に金銭をだまし取る詐欺の手口です。今回のケースでは、タイ国内の拠点から韓国人を対象に詐欺を行っていた疑いがあると報じられています。国・言語を問わず、「投資」「恋愛」「仮想通貨」などに絡む不審な送金要求は同種の詐欺と考えるのが安全です。

旅行者・在住者へのポイント

今回の事件は韓国人が関係するケースですが、バンコク在住者・旅行者にとっても他人事ではありません。近年タイでは外国人を巻き込んだ詐欺拠点の摘発が続いており、日本人を標的にした同様の手口が使われる可能性もあります。

  • タイで働く場合は原則として適切なビザとワークパーミットが必要です。報酬の有無にかかわらず、無許可で業務に関わると本人も摘発対象になる可能性があります。
  • 不審な求人・誘いを受けた場合は、在タイ日本国大使館(02-207-8500)または観光警察ホットライン(1155)に相談してください。

タイの大手メディアおよび現地メディアの報道をもとにまとめています。

まとめ

今回の摘発は、バンコクの住宅街に潜む国際詐欺グループの実態を改めて浮き彫りにするものです。「高収入の仕事」「簡単なオンライン業務」などの甘い誘いには十分注意し、渡航前・就業前に必ず内容を確認することが重要です。

なお、現時点では不法就労関連の容疑が中心であり、ロマンス詐欺・人身売買との関連は捜査中の段階です。捜査の進展については引き続き注目していきます。

日本でも高収入バイトやリゾートバイトという名目で多くの日本人が行方不明になるケースも過去の報道で明らかになっています。またSNSでの見慣れぬ異性からのDMやメッセージやコメントには注意してください。

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よくある質問

Q. 今回逮捕されたのは何人ですか?

A. 報道によると、韓国籍の男5人が逮捕されました。また、強制的に働かされそうになっていたと訴える韓国人男性1人が保護されています。

Q. ロマンス詐欺の容疑は確定していますか?

A. 現時点では確定していません。報道によると、現段階で明確な逮捕容疑は不法就労関連が中心です。ロマンス詐欺や国際犯罪ネットワークとの関連については現在も捜査が続いています。

Q. 「高収入の仕事」の誘いを受けた場合はどうすればよいですか?

A. 仕事内容が曖昧・渡航費を相手が用意する・SNSだけで採用が決まるなどの場合は応じないことが重要です。不審に感じたら在タイ日本国大使館(02-207-8500)または観光警察ホットライン(1155)に相談してください。

Q. 観光警察ホットライン1155とは何ですか?

A. タイの観光警察が運営する24時間対応のホットラインです。外国人旅行者・在住者からのトラブル相談・救助要請を受け付けています。今回の事件でも韓国大使館がこのホットラインを通じて救助を要請し、通報から3時間以内に被害者の保護が完了しました。

出典・参考サイト

  • ASEAN NOW(2026年5月15日配信)
  • Thai Tabloid(thaitabloid.com・タイ語報道)

著者プロフィール

keita satouアイコン

Keita Satou:バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人に勤務する傍ら、ライターとしても活動。タイ在住日本人向けメディアとタイ人向けメディアを運営し、日本のテレビ・各種メディア向けに現地情報も提供している。Facebook(フォロワー約1,900人)をはじめ、複数のSNSで合計8万人以上のフォロワーを抱える。職業柄、各業界のタイの裏話や現場の実情に触れる機会も多い。

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ライター
タイムラインバンコク編集部は、バンコクに在住する経験豊富な編集者とライターからなる専門チームです。日本人メンバーだけでなく、日本語能力試験N1を持つタイ人メンバーも在籍しており、多様な視点から情報を捉えることを大切にしています。 インターネット上の情報だけでなく、実際に現地へ足を運び、独自の取材・調査を行うことを信条としています。グルメ、ビューティー、最新ニュースからカルチャーまで、バンコクで暮らす人、訪れる人にとって本当に価値のある、正確で信頼できる情報を厳選してお届けします。日本のメディアに情報提供することもあります。
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