センセープ運河ボートとチャオプラヤ エクスプレス ボート 一律値上げへ 2026/3/30~
2026年3月26日の燃料価格一斉値上げを受け、バンコクの通勤・通学の足である「センセープ運河ボート」と「チャオプラヤー・エクスプレス・ボート」が、来週月曜日より運賃を引き上げることが決定しました。ディーゼル価格が1リットルあたり33バーツから39バーツ付近へと急騰したことが直接の原因です。3月30日(月)からの新料金体系をまとめました。
1. 3月30日(月)からの新運賃表
(全線で2バーツの値上げ)
今回の改定では、燃料コストの増加分を補うため、両系統とも現行運賃から一律2バーツの値上げとなります。
- センセープ運河ボート:13 〜 23バーツ(旧:11〜21B)
- チャオプラヤー・エクスプレス:16 〜 35バーツ(旧:14〜33B)
※チャオプラヤー・エクスプレスは旗の種類(オレンジ・イエロー・グリーン等)によって異なりますが、全線で2バーツの上乗せとなります。週明けの月曜朝は、小銭の用意を忘れずに行いましょう。

2. 背景:燃料費18%増で運輸省も値上げを容認
もともと運航各社は先週の時点で「1バーツ値上げ」を検討していましたが、政府(運輸省・海事局)の介入により一時延期されていました。
- 燃料補助の限界: 3月26日の燃料基金補助削減により、ディーゼル価格が33Bから39Bへ爆上げ。
- 事業継続のための決断: 燃料費が約18%も上昇したことで、従来の運賃維持は「減便」や「運休」に直結するとして、政府も値上げを容認せざるを得ない状況となりました。
まとめ:今後の再調整の可能性も
センセープ運河ボートの運営側は、「ディーゼル価格が下がれば運賃も下げる用意がある」と柔軟な姿勢を見せていますが、一方で4月上旬に再度コストの見直しを行うことも示唆しています。燃料価格の動向次第では、さらなる改定の可能性もゼロではありません。
私も何度か利用したことがありますが、渋滞の多いバンコクでは有効な移動手段です。なおかつBTSより安い利用料金でマイカーやバイクを持たない方に向けてバスと渡し船は有効な移動手段です。特に渋滞のひどいプラトゥナームに移動する際には重宝します。
一昨日の「燃料6バーツ値上げ」からわずか数日で、公共交通機関に具体的な影響が出始めました。毎日往復で利用する方にとっては、月間で約60〜100バーツ程度の支出増となります。バンコクの物価上昇の連鎖は、まだ止まりそうにありません。

著者プロフィール

keita satou:バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人に勤務する傍ら、ライターとしても活動。タイ在住日本人向けメディアとタイ人向けメディアを運営し、日本のテレビ・各種メディア向けに現地情報も提供している。Facebook(フォロワー約1,700人)をはじめ、複数のSNSで合計7万人以上のフォロワーを抱える。
- ライター紹介:https://enjoy-bkk.com/about/
- Facebook:https://www.facebook.com/thaimlinebkk
出典・参考サイト
- ASEAN NOW / Bangkok Post
- Nation Thailand
- Family Transport (2002) Co., Ltd.
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