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タイ航空が大規模減便。成田線も1日2便へ 燃料高騰の波が直撃。

「タイ航空が大規模減便 成田線も1日2便へ アジア・欧州の20路線以上」の日本語テキストがあり、下部にはスワンナプーム空港から離陸するタイ国際航空の飛行機の写真が配置されたサムネイル画像。
keita satou

タイ国際航空(THAI)は4月18日までに、5月の運航スケジュールにおいて日本(成田)を含むアジア・欧州の主要20路線以上で大規模な減便・運休を行うと発表しました。背景にあるのは、中東情勢の緊迫化に伴う燃料価格の爆発的な高騰。成田便は中旬以降、1日2便体制への縮小されます。

1. 2026年5月:タイ航空・主要路線の調整内容

今回の減便は、観光のローシーズン入りとコスト増が重なったことによる「戦略的撤退」の色が強い調整です。日本人利用者に直撃する成田便、および周辺都市の主な変更点は以下の通りです。

  • 東京(成田):5月11日 〜 31日
    1日3便 → 1日2便(5/29除)
  • ソウル(仁川):5月8日 〜 31日
    1日3便 → 1日1便
  • 台北(桃園):5月6日 〜 31日
    1日3便 → 1日2便
  • 香港:5月6日 〜 31日
    1日4便 → 1日3便
  • シンガポール:5月2日 〜 31日
    1日5便 → 1日4便
  • 高雄(台湾):5月8日 〜 31日
    全面運休

2. 燃料高騰と「空の迂回」が経営を圧迫

タイ民間航空局(CAAT)は今月初旬より、中東情勢の悪化に伴うジェット燃料価格の上昇が航空会社の収益を著しく圧迫していると発表していました。

THAIのチャイ・イアムシリCEOも、燃料コスト増を補うために航空券代を10〜15%程度引き上げる方針を示唆。不採算となる便を削減し、高単価・高稼働の便に集約させる「止血」の動きが、この5月に本格化しています。欧州便などは迂回ルートによる燃費悪化も深刻な影響を与えています。

5月11日以降に成田便を予約している方は、航空会社からのメール通知を待たずに、公式サイトの「My Booking(予約管理)」から最新の運航状況を確認してください。減便対象となった便を予約していた場合、別便への振り替えが行われている可能性がありますが、時間帯が大幅に変わっているケースも散見されます。早めのスケジュール確認をお勧めします。

燃料高騰と円安で日本人には割高に感じるタイ旅行

近年、かつての「安く遊べるタイ」というイメージは変化しつつあります。今回のタイ航空の減便は、燃料サーチャージの高騰という形で私たちの財布に直接響き、さらに止まらない円安が追い打ちをかけています。航空券代と現地物価の上昇により、以前を知る日本人にとってタイ旅行が「割高」に感じられるのは否定できない事実です。

しかし、視点を広げてみれば、依然としてタイは魅力的な選択肢です。物価高騰が極まるアメリカやハワイ、ヨーロッパ旅行と比較すれば、タイの宿泊費や飲食費のバランスは今なお圧倒的に「割安」と言えます。欧米で同じレベルの贅沢をしようとすれば数倍の予算が必要になる2026年、燃料高という逆風の中でも、タイが日本人に愛され続ける理由はまさにこの「相対的な価値の高さ」にあるのでしょう。

5月の移動予定者はスケジュールの再確認をおすすめします。これからタイ旅行を予定している方は「今のタイ」を楽しんでください。またバンコクやプーケットなど有名な観光地以外ではまだまだローカル価格でタイを楽しむことが可能です。


著者プロフィール

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Keita Satou:バンコク在住10年以上。品質管理を重んじるタイ法人に勤務する傍ら、ライターとしても活動。今回のTHAIのニュースを受け、自身の出張計画を再調整中。現場の空気と実用的なデータで、タイで生き抜くための情報をお届けします。

出典・参考サイト

  • The Thaiger (2026/04/17) – Thai Airways flight reductions in May
  • Nation Thailand (2026/04/16) – CAAT warns of airline cost pressures
  • Khaosod English (2026/04/17) – THAI schedule adjustments

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about me
Keita Satou
Keita Satou
タイ在住ライター
タイ在住ライター バンコク在住10年以上。旅行ライセンスの持つタイ法人の社員のかたわらライターも行う。タイ在住日本人向けのメディアとタイ人向けメディアを運営。Facebook(フォロワー1700人)や複数のSNS(総フォロワー7万人以上)を運営する。日本のテレビ・メディア取材経験多数あり。職業柄、各業界のタイの裏話を聞くことも多数あるそう。
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