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16歳女子生徒が数学教師に「成績と引き換えに性的被害」警察が捜査 タイ チョンブリ

タイ チョンブリ県で16歳女子生徒が数学教師を告発、成績と引き換えに性的被害を主張、警察が捜査生徒の心情を表すAIイメージ画像(出典:ASEAN NOW)
keita satou

タイ東部チョンブリ県バーンラムン郡の学校で、高校1年相当(M.4)の16歳女子生徒が、数学担当の男性教師から「成績と引き換えに性的な関係を求められた」と訴えている問題が明らかになりました。生徒は母親とともに警察へ被害を申告し、警察が捜査を進めています。

本記事では、現時点で報道されている「生徒側の主張」「学校の対応」「警察の捜査」を分けて整理してお伝えします。教師の刑事責任や事実関係は、本記事執筆時点では確定していません。

事件の概要

報道によると、2026年8月23日、16歳の女子生徒が42歳の母親、チョンブリ県児童・家族保護施設の担当者とともにバーンラムン警察署を訪れ、数学教師について被害を申告しました。

生徒側の説明では、問題となった出来事は2026年6月から7月ごろに起きたとされています。

  • 被害者:高校1年相当(M.4)の女子生徒(16歳)
  • 対象:同校の数学担当男性教師
  • 申告日:2026年8月23日
  • 申告先:バーンラムン警察署
  • 問題とされる期間:2026年6〜7月ごろ

生徒側の主張

報道によると、生徒は勉強が得意ではなかったため、教師から成績を良くするための手助けや、課題・試験に関する便宜を持ちかけられたと説明しています。その後、学校外へ誘われ、複数回にわたって性的な被害を受けたと訴えています。

「成績が性的関係の対価として実際に変更された」かどうかは実際には不明な点があり、現段階では、生徒側がそのように説明しているという段階にとどまります。

また、生徒は学校内で受けた不適切な接触について、自ら動画で記録していたとも説明しています。報道によると、警察もすでに事件に関連する情報や動画を確認しているとしています。

学校側の対応

報道によると、学校は7月13日ごろ、問題となった教師の不適切な行為を撮影したとされる動画が生徒の間で共有されていることを把握しました。

学校は内部調査を開始し、およそ2日後には教師・生徒・保護者から事情を聴き、調査委員会を設置したと説明しています。初期調査の結果、問題となった行為が重大な懲戒違反に該当する可能性があるとして、証拠や関連資料を教育地域事務所へ提出しました。

8月24日時点で、学校はこの教師を授業から外しています。ただし、これは解雇や正式な処分ではありません。学校長には教師を直接解雇したり正式に異動させたりする権限がないため、生徒に接触する業務から外し、別の業務を担当させる措置にとどまっています。正式な懲戒処分は、上級機関である教育地域事務所の手続きが必要になります。

なお、教師は通常の異動申請期間中にすでに異動を希望していたとされ、学校長は「今回の事件を理由に学校が異動を命じたものではない」と説明しています。一方で、学校側は事件が解決するまで、教師を生徒と接触しない別の場所で勤務させるよう教育当局へ要請する方針です。

手書き文書について(未確認情報)

生徒側は、学校に教師と生徒の関係について書かれた手書きの文書が存在すると主張しています。報道によると、その内容には、教師の異動、生徒への5万バーツの精神的補償、署名後に動画などが流出した場合は生徒・保護者側が責任を負うといった条件が記載されていたとされています。

ただし、これはあくまで被害を訴える側が「このような文書が学校にある」と説明している段階の情報です。学校が事件を隠蔽する目的で作成したと断定することはできません。作成者や条件を決めた経緯、金額の根拠、動画流出時の責任条項が盛り込まれた理由については、今後の捜査で確認される必要があります。

警察の捜査

報道によると、8月24日には警察第2管区の副司令官が、バーンラムン警察署の捜査チームを集め、事件の進捗を確認しました。警察はこの問題を約1週間前から把握しており、動画やその他の証拠を調べているとしています。

16歳という未成年者が関わる事件であるため、チョンブリ県の児童・家族保護施設が支援に入り、多職種チームによる事情聴取を行う準備も進めています。警察は生徒側が指摘する学校外の場所についても現場確認を行い、証拠収集を進めているとされています。

また、警察は教師と生徒の関係について「本人の同意があった」とだけ判断することはできないとしています。理由として、教師と生徒という立場の差、教師が成績評価を握っていたこと、試験や課題への便宜を示した疑い、生徒が拒否しづらい環境、未成年者の保護が必要であることを挙げています。仮に生徒が明確に抵抗しなかったとしても、それだけで自由で有効な同意があったと判断できるわけではないとされています。

タイの大手メディアおよび現地メディアの報道をもとにまとめています。

まとめ

今回の事件は、チョンブリ県の学校で16歳の女子生徒が、数学教師から成績と引き換えに性的な関係を求められたとして被害を申告し、警察が捜査を進めているというものです。学校は教師を授業から外し、教育地域事務所へ懲戒手続きを報告しています。

ただし、教師の刑事責任、学校の隠蔽意図、手書き文書の法的性質、成績と性的行為の直接的な対価関係は、いずれも現時点では確定していません。生徒側の主張、学校の対応、警察の捜査という3つの段階を区別しながら、今後の続報を見守る必要があります。

教師による立場を利用した未成年への性的被害は日本でもニュースになったことがありますが、本当に許せるものではありません。もし性的な被害が確定した場合は仮に成績との取引がなくても日本と同様にタイでも未成年者への性的行為は重い刑事罰の対象となり得ます

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よくある質問(FAQ)

Q1. 教師が成績と引き換えに性的関係を要求したことは確定していますか?

確定していません。これは生徒側の主張であり、警察の捜査によって事実関係が確認されている段階です。

Q2. 教師は逮捕されたのですか?

本記事執筆時点では、逮捕に関する情報は確認されていません。学校が授業から外す措置を取り、警察が捜査を進めている段階です。

Q3. 学校が事件を隠そうとしたのですか?

生徒側は、教師の異動や補償金について記載された手書き文書が学校にあると主張していますが、学校が隠蔽を意図して作成したと確定した情報ではありません。作成の経緯は今後の捜査で確認される必要があります。

Q4. 生徒の「同意」があった場合、問題にならないのですか?

いいえ。警察は、教師と生徒という立場の差や、成績評価を握っていた立場を踏まえ、単純な同意の有無だけでは判断できないとしています。

出典・参考サイト

  • Thai PBS:警察第2管区による捜査指示に関する報道記事
  • Daily News:生徒による被害申告に関する初報記事
  • Daily News:学校側の対応に関する続報記事

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Keita Satou:バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人に勤務する傍ら、ライターとしても活動。タイ在住日本人向けメディアとタイ人向けメディアを運営し、日本のテレビ・各種メディア向けに現地情報も提供している。Facebook(フォロワー約1,900人)をはじめ、複数のSNSで合計8万人以上のフォロワーを抱える。職業柄、各業界のタイの裏話や現場の実情に触れる機会も多い。

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タイ在住ライター
バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人に勤務する傍ら、ライターとしても活動。タイ在住日本人向けメディアとタイ人向けメディアを運営し、日本のテレビ・各種メディア向けに現地情報も提供している。Facebook(フォロワー約1,900人)をはじめ、複数のSNSで合計8万人以上のフォロワーを抱える。職業柄、各業界のタイの裏話や現場の実情に触れる機会も多い。
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