タイ・カンボジア国境付近で再び緊張状態へ。撤去期限過ぎるもカンボジア側は応じず
Thaim Line Bangkok
Thaim Line Bkk(タイムライン バンコク)
【最新情報】タイの14-17時アルコール販売禁止が撤廃。本日より 深夜は従来通り販売禁止
Thaim Line Bangkok
タイのアルコール規制の最新情報 2025/12/03
タイ在住者や旅行者にとって、長年の悩みの種だった「昼間のアルコール販売規制」がついに解禁されました。
本日2025年12月3日、タイ政府は官報（Royal Gazette）にて、午後2時（14:00）から午後5時（17:00）までのアルコール販売禁止措置を一時的に解除すると発表し、即日施行されました。
これにより、コンビニやスーパーマーケットでお酒が買える時間が大幅に拡大します。ただし、いくつか重要な条件や注意点もあります。
今日から買える！販売時間の新ルール
今回の改正により、一般小売店でのアルコール販売可能時間は以下のようになります。
- 販売可能時間：
11:00 〜 24:00（深夜0時まで連続して販売可） - 販売禁止時間：
00:00 〜 11:00（深夜から午前中は従来通り禁止）
これまでは14:00〜17:00の間、レジで「今は売れません」と断られたり、棚にカーテンがかけられたりしていましたが、今日からはそのストレスがなくなります。
重要な注意点：180日間の「試行」
手放しで喜ぶ前に、押さえておくべきポイントがあります。
- 期間限定の試行措置：
今回の解除は「180日間のトライアル（試行）」として実施されます。6ヶ月後に影響（事故や犯罪の増加など）を評価し、継続するかどうかが再検討されます。 - 仏教祝日（禁酒日）は継続：
マカブーチャ（万仏祭）などの重要な仏教行事の日は、これまで通り「終日販売禁止」となります。今回の緩和とは別枠のルールです。 - 地方独自の規制：
観光地などでは、県知事の権限で独自の規制が上乗せされる可能性があります。
深夜の飲食店での「飲み終わり」ルールも変更
レストランやバーでの飲酒に関しても、新しい例外規定が設けられました。
販売終了時刻（通常は24:00）を過ぎても、「その後1時間は店内で飲み続けてもよい（追加注文は不可）」というルールが明文化されました。つまり、0時までに注文したお酒であれば、1時まではゆっくり飲めることになります。
※ただし、ホテルや空港、法的な娯楽施設（ナイトクラブ等）は別の法律で営業時間が定められているため、この限りではありません。
よくある疑問（FAQ）
Q. 今日からスーパーやコンビニなどで14–17時に買えますか？
A. はい、制度上は可能です（180日間の試行）。
ただし、各店舗のPOSシステム反映にタイムラグがある可能性があります。レジが通らない場合は店員の指示に従ってください。
Q. レストランで0時を過ぎても飲めますか？
A. 継続飲酒なら可能です。
追加購入は不可ですが、0時から1時までの間は、0時前に注文したお酒を飲み続けることが認められました（新しい例外規定）。ただし、店側の閉店時刻やローカル規制には従ってください。
Q. この緩和はいつまでですか？
A. 14–17時の販売解禁は“180日間の試行”です。
各都県のアルコール委員会が影響を評価し、6か月後に見直しが行われます。
まとめ
1972年から約50年続いた「14-17時規制」がついに撤廃されました。販売時間が緩和されたというのは実質店内での飲酒が緩和されたことを意味します。従来のままでは13：50に注文したビールを１４時で店内飲食した場合違法になる可能性もあったので、二転三転した店内飲酒や販売禁止時間の問題が一つ解決したと言えるでしょう。
本日から施行とはいえ、現場（特に地方の個人商店や一部のコンビニ）では、レジシステム(POSシステム)の更新が間に合わず、レジを通らないケースも想定されます。「ニュースで見たよ」と言っても通じない場合は、数日様子を見たほうが良いでしょう。
また、今回の緩和は「経済・観光振興」と「厳罰化への批判」のバランスを取った結果です。もしこの期間中に飲酒トラブルが急増すれば、180日後に元の厳しいルールに戻る可能性も十分にあります。私たち在住者も、節度ある楽しみ方を心がけたいですね。
この記事の出典
- Royal Gazette (官報): 2025年12月2日掲載分
- Thairath / Matichon Online
- Thai PBS
この記事を書いた人
keita satou(タイムラインバンコク編集部)
バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人の社員のかたわらライターも行う。タイ在住日本人向けのメディアとタイ人向けメディアを運営。Facebook（フォワー1700人）や複数のSNS(総フォワー7万人以上)を運営する。職業柄、各業界のタイの裏話を聞くことも多数あるそう。
タイムラインバンコク編集部
Facebook(keita satou)
関連記事
about me
タイムラインバンコク編集部は、バンコクに在住する経験豊富な編集者とライターからなる専門チームです。日本人メンバーだけでなく、日本語能力試験N1を持つタイ人メンバーも在籍しており、多様な視点から情報を捉えることを大切にしています。
インターネット上の情報だけでなく、実際に現地へ足を運び、独自の取材・調査を行うことを信条としています。グルメ、ビューティー、最新ニュースからカルチャーまで、バンコクで暮らす人、訪れる人にとって本当に価値のある、正確で信頼できる情報を厳選してお届けします。日本のメディアに情報提供することもあります。
