タイの大麻事情と規制について 2026年最新版
本記事は大麻の使用や購入を推奨するものではありません。
タイの最新の法律に関する情報提供と、日本人旅行者・在住者への注意喚起を目的としています。
タイの最新ニュース【大麻の使用に関する規制が強化】
タイ政府は、大麻の「蕾(バッズ)」を 規制薬草(Controlled Herb)として再分類 する新たな規制が導入されました。これにより、医療や研究目的以外の、娯楽を目的とした利用が厳しく制限されます。この新規則により現在バンコク街中の大麻ショップの閉店ラッシュが相次いでいます。
2026年最新の情報
2026年9月22日追記:法案が改めて閣議承認、下院へ
2025年10月に閣議承認された法案はその後、内容の精査を経て、2026年9月22日に改めて「大麻管理法案」として閣議承認され、下院での審議に進みました。既存店舗(約1万2,000店)は、許可期限(2026〜2028年に順次到来)が切れた後、医療施設への転換が必要になる見込みです。
詳しい経緯(2019年からの完全な時系列)は、以下の記事で詳しく解説しています。

医師常駐へ移行義務化へ
医師常駐へ移行義務化へ 娯楽利用は2026年末までに全面禁止

大麻バッズは“規制薬草”に
- 医師の診察と 処方箋がないと購入・所持・使用ができない
- 娯楽目的の吸引は事実上不可
- 公共エリアでの喫煙は違法(従来通り)
大麻ショップは新しい厳しい基準に適合する必要
保健省が定めた条件
- 医師(処方権者)の配置
- 調剤資格者の常駐
- 匂い・煙の除去設備
- 温度湿度管理の専用保管庫
- 訓練済みスタッフの常駐
現在開店しているお店は旧基準のライセンスが切れていないお店か、厳しい基準をクリアしたお店のみとなっています。2026〜2027年もさらに多数が期限切れで閉店見込み
過去の更新履歴は以下
最新の規制情報2025年10月以降
新法案が正式に承認
2025年10月23日、アナンティン新政権は、大麻の利用を医療および健康関連目的に厳格に限定し、娯楽目的での使用を再び禁止するための法改正案を閣議で正式に承認しました。これは、2022年の非犯罪化以降に広がった娯楽用大麻の野放し状態や、若者への影響といった社会問題に対応するための重要な一歩となります。
- 再麻薬化: 大麻の花穂(バッズ)など、THCを高濃度で含む部位を再び第5種麻薬に再指定する方針の法案が閣議承認され、現在は国会で審議中です。
- 用途の厳格化: 使用は医師の処方箋に基づく医療目的や、政府認可の低THC製品に限定されます。
- 娯楽目的の禁止: 娯楽目的での喫煙、所持、販売は明確に禁止され、違反者には罰金および/または禁固刑が科される見込みです。
- 家庭栽培の禁止: これまで届出制で認められていた家庭での大麻栽培も新法案では家庭栽培の禁止が盛り込まれており、可決されれば全面禁止になる見込みです。
- 販売店の規制強化: 既存の大麻販売店は、新しいライセンス基準を満たさない限り営業できなくなります(猶予期間あり)。
この法案は今後、下院および上院での審議に進みます。国会での議論を経て内容が修正される可能性もありますが、タイの大麻政策が再び大きな転換点を迎えることは確実です。タイに在住・旅行される方は、今後の法改正の動向に十分注意してください。
出典:Bangkok Post (2025/10/23-24)
最新の規制情報2025年9月
医療大麻の規制強化―合法販売に新たな枠が設定
規制内容(詳細なポイント)
使用が認められるのは以下5つの医療状態に限定されています
- 不眠症(Insomnia)
- 慢性的な痛み(Chronic pain)
- 偏頭痛(Migraine)
- パーキンソン病(Parkinson’s disease)
- 食欲不振(Anorexia)
患者は常に医師の処方箋が必要で、医療目的のみ使用が許可されます。40日間の処方は無効です(処方は最大30日間有効)。
ディスペンサリー(販売店舗)は以下の条件を満たす必要があります
- 認可を受けた店舗であること
- 認証済み農場からの仕入れのみ許可。
- オンライン販売や自動販売機での販売は禁止。
処方箋管理のため、遠隔医療システムが導入され、処方履歴の追跡が可能となります。




まとめ:
タイ政府は、大麻の「蕾(つぼみ)」を規制薬物に再指定する新規則を発表しました。これにより、2025年後半には娯楽目的の所持や販売が厳しく制限されます。違反者には罰則が科される可能性があり、日本人旅行者や在住者も注意が必要です。医療・研究目的以外での使用は避けてください。
2022年の非犯罪化で世界を驚かせたタイの大麻政策が、再度の規制強化という大きな転換点を迎えています。今後の動向を世界中が注目しています。
この記事を書いた人
keita satou(タイムラインバンコク編集部)
バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人の社員のかたわらライターも行う。タイ在住日本人向けのメディアとタイ人向けメディアを運営。Facebook(フォワー1700人)や複数のSNS(総フォワー7万人以上)を運営する。職業柄、各業界のタイの裏話を聞くことも多数あるそう。
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追加情報:2026年09月24日 最新情報を追記

