香港の『オフショア保険』がタイ駐在者に人気ですが、他の国のおすすめプランを海外在住のFPに直接聞いてみました。
香港の保険プランVSその他の『オフショア保険』や『オフショア積立て』
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『オフショア口座開設ツアー』が一時期流行った影響なのか、日本では『オフショア』という言葉を聞くと『オフショア=香港』というイメージを持つ方が多いように感じます。
しかし、2000年から始まったIMF(国際通貨基金)の調査では、『オフショアファイナンシャルセンター(OFC)』としてリストアップされている国や地域は65拠点にも登ります
(参考記事(英語):https://www.imf.org/)
要するに、香港の保険会社以外にも『オフショアサービス』を提供している保険会社や銀行、有価証券の取引口座の運営をしているIT会社や、ウェルスマネージメント(資産管理)サービスが存在しているのです。
ちなみに、『オフショア口座開設ツアー』の特徴でもある『香港への渡航』。『オフショアサービス』を受けるには、必ず渡航しなければならないのでしょうか?
答えは『ノー』です。
『オフショア金融センター(OFC)』として定着しているイメージがある香港ですが、香港の金融サービスも、他国と同様、『オンショア』サービスであり、香港以外の国の居住者には提供されてはいけない決まりがあります。しかし、『香港国内で商品説明がされており、且つ申込みも香港内で処理されているされている場合、香港非居住者も利用可』という例外措置が認められています。
このような背景を考えると、香港の個人向け金融サービスは、『100%オフショアサービス』とは言いにくいのが実情です。
前述に加え、ポストコロナの昨今、①『渡航自体が容易でない』に加え、②『一国二制度』に亀裂が入り始めている中国・香港の先行きを不安視する方も増えていらっしゃる様子などを考慮すると、次の二つの解決策が考えられます:
① 香港のサービスを『渡航なし』で手伝える代理店を探す。 |
②『香港以外』のオフショアプランを探す。 |
の二択となりますが、今回は②の『香港以外』のオフショアプランを探す。にフォーカスしてお話をしていきます。
香港以外のOFCとしては、残り64箇所から安全で且つ使い勝手の良い(渡航不要な)ことが理想的ですが、そんなところがあるのでしょうか?
IMF(国際通貨基金)のリストでは、Financial Stability Forum(金融安定化フォーラム)における、OFCの基本事項として、65のOFCを3つのグループに分けています。
グループIはこのような場所が挙げられています:
『Moody’s』格付け |
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『S&P』格付 |
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香港やシンガポールなど、アジアのOFCに加え、ガンジー島、マン島、ジャージー島など、イギリス管轄のOFCが多く、いずれも日本の信用度よりも高い信用度を得ています。
そこでおすすめしたいのがマン島の『オフショア保険』や『オフショア銀行定期』
OFCの活動拠点として多くの金融機関が積極的に進出しているマン島は、非居住者フレンドリーな会社が多い事が特徴です。
銀行の特徴まとめ |
①『渡航なし』で口座開設可能 |
②オンラインバンキングやアプリで海外送金が可能 |
③オンラインバトラー有りで、追加口座の開設や、閉設もオンラインで可能 |
④18歳以上の共同名義人6名まで可能 (名義人の誰かに不幸があっても、口座が凍結しない) |
⑤ビザデビットカード発行可能 (世界中のATMから資金の引き落とし可能) |
⑥元本保証付き、株式指標投資の定期プランあり |
保険の特徴まとめ |
①『渡航なし』で契約可能 |
②クレジットカードで預入可能な積立プランあり |
③名義人に不幸の場合の受取人指定可能 |
④預入額及び積立期間によって、スタートボーナス、アロケーションボーナス、ロイヤリティボーナスなど、貯蓄ボーナスが充実 |
『オフショア=香港』の固定概念を一度捨てて、渡航なしで非居住者サービスを提供する『マン島のサービス』も、一見の価値がありそうですね!
マン島の定期預金や積立については過去に書いた記事もございますので、ご興味のある方は下記の記事をご覧ください |
5年前に預けた米ドル建ての定期預金の結果を、日本の定期預金の金利と比べてみました。 |
『ドルコスト平均法』の効果! 東南アジアで活躍する女性FPのコラム |
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海外赴任中・駐在中にやっておきたい!!お得なお金にまつわる事『銀行口座』と『保険』について
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