バンコクの豪邸で日本人狙いの特殊詐欺拠点を摘発 15人逮捕のうち日本人も
タイ入国管理局は2026年9月16日夕方から17日未明にかけて、バンコク・
バーンボーン区の高級邸宅を家宅捜索し、日本国内の日本人を標的とした
特殊詐欺(警察官なりすまし詐欺)を行っていたとされる国際コール
センターグループのメンバー15人を逮捕しました。逮捕者の中には
日本人も含まれています。


敷地価値2億バーツ・家賃420万円の豪邸が拠点に

報道によると、摘発現場となったのは、敷地価値2億バーツ以上とされる
ヨーロッパ調の高級邸宅です。月額90万バーツで、タイ人名義(ノミニー)
を使い1年以上にわたり賃借されていたとされています。
発覚のきっかけは、豪邸に多数の外国人が出入りする様子を不審に思った
近隣住民からの通報でした。警察が内偵調査を行ったうえで裁判所の
捜索令状を取得し、突入に至ったとされています。
逮捕された15人の内訳

逮捕されたのは全員男性の15人で、日本、中国、台湾、ミャンマー、タイ
(1人)の国籍者で構成されていたとされています。主に「かけ子
(電話オペレーター)」として稼働していたとみられています。
日本人4人との報道もあり
組織の主犯格とされる中国人の男は、依然タイ国内に潜伏しているとみら
れており、警察は陸路国境の検問所などを中心に行方を追っています。
「荷物に違法品が」から始まる劇場型の手口
報道によると、グループは日本国内の電話番号へランダムに電話をかけ、
段階を踏んで信用させる劇場型の詐欺を行っていたとされています。
- 第1段階:「あなた名義の荷物から違法な品物が見つかった」と通知
- 第2段階:別回線に転送し、「日本の警察官」を装う人物がビデオ通話で
対応。「事件や不審な金融取引への関与」を告げる - 第3段階:「容疑を晴らすための確認用口座」への送金を要求
ビデオ通話の際には、本物そっくりの警察制服や偽造の警察手帳を用いて
信用させていたとされ、手口の巧妙さがうかがえます。
豪邸内は「詐欺工場」に改造
報道によると、邸宅の2階はコールセンターフロアとして使われ、防音
ブース8室、多数のパソコン・携帯電話、日本語で書かれた詐欺用の
トークスクリプト(台本)、各警察署のワッペン付き制服、偽造の警察
手帳・身分証、無線機などが押収されました。
1階はカラオケルームやポーカーテーブルを備えた娯楽・生活スペースに
なっており、携帯電話27台以上、ポケットWi-Fi 6台のほか、ケタミンや
覚醒剤とみられる薬物、吸引器具、計量用の電子秤なども押収された
とされています。薬物の押収については、特殊詐欺とは別の余罪として
今後の捜査対象になるとみられます。
今後の見通し
逮捕された15人は、労働許可証なしの不法就労、越境組織犯罪、詐欺
関連容疑などで送検される予定です。被害総額や日本国内の被害者数に
ついては、現時点で詳細は明らかになっておらず、今後の捜査の進展が
待たれます。
旅行者・在住者へのポイント
- 「荷物に違法品が見つかった」「警察が捜査している」といった連絡は、
まず詐欺を疑い、その場で送金や個人情報の提供をしないことが重要です - 本物の警察官が、電話やビデオ通話だけで「確認用口座への送金」を
求めることは通常ありません - 不審な連絡を受けた場合は、日本の警察相談専用電話(#9110)や、
タイの観光警察(1155)へ相談することをおすすめします
タイの大手メディアおよび現地メディアの報道をもとにまとめています。
まとめ
バンコクの高級邸宅を拠点に、日本国内の日本人を標的とした特殊詐欺を
行っていたとされる国際コールセンターグループのメンバー15人が逮捕
されました。逮捕者には日本人も含まれており、日本の警察官になり
すますという手口の巧妙さが浮き彫りになっています。主犯格の中国人は
依然逃走中で、被害の全容解明が今後の焦点になります。
当サイトでも度々取り上げている特殊詐欺関連のニュースですが、日本人が加担していると
いうのは過去にも紹介しています。またタイ・カンボジア・ミャンマーなど犯罪拠点が多国籍に分布しているのも事実です。カンボジアなどでは政府や警察も黙認しているなどの報道を目にしたことあります。個別の国の政府での対応は難しく、国際的な包囲網による犯罪の監視が必要なのではないでしょうか。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 日本人メンバーは何人逮捕されたのですか?
逮捕された15人の国籍構成(日本、中国、台湾、ミャンマー、タイ)は
報じられていますが、日本人の具体的な人数は現時点で公表されていません。
Q2. 主犯格はすでに逮捕されましたか?
いいえ。組織の主犯格とされる中国人の男は依然逃走中で、警察が
行方を追っています。
Q3. 被害額はいくらですか?
現時点で被害総額や日本国内の被害者数は公表されておらず、今後の
捜査で明らかになる見込みです。
Q4. 薬物押収は今回の詐欺事件と直接関係がありますか?
詐欺拠点内から押収されたものですが、詐欺行為そのものとの直接的な
関連は現時点で明らかにされておらず、別の容疑として扱われる可能性が
あります。
出典・参考サイト
- เดลินิวส์(Daily News):บุกจับแก๊งคอลเซ็นเตอร์ข้ามชาติ หลอกคนญี่ปุ่น ปลอมเป็นตำรวจ ยึดของกลางเพียบ
- ไทยรัฐ(Thairath):ทลายบ้านหรูบางบอน ศูนย์คอลเซ็นเตอร์หลอกชาวญี่ปุ่น รวบ 15 คนข้ามชาติ
- ผู้จัดการออนไลน์(MGR Online):ตม.บุกคฤหาสน์หรูบางบอน คอลเซ็นเตอร์อ้างตำรวจญี่ปุ่นหลอกเหยื่อ

Keita Satou:バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人に勤務する傍ら、
ライターとしても活動。タイ在住日本人向けメディアとタイ人向けメディアを運営し、
日本のテレビ・各種メディア向けに現地情報も提供している。Facebook(フォロワー
約1,900人)をはじめ、複数のSNSで合計8万人以上のフォロワーを抱える。職業柄、
各業界のタイの裏話や現場の実情に触れる機会も多い。
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