アユタヤの小学校で教師が児童4人に暴行・刃物で脅迫か「死にたいのか」と発言
タイ中部アユタヤ県の公立小学校で、マーチングバンドを担当する
男性音楽教師が、小学5〜6年生の男子児童4人に暴行を加え、刃物で
脅したとして、保護者が警察に被害を届け出ました。教師は9月13日
時点で逮捕・起訴されておらず、警察が事情聴取を進めている段階です。
きっかけは「運動会関連行事の欠席」
報道によると、9月10日に学校のスポーツ行事があり、マーチングバンド
所属の児童4人がそれぞれの事情で参加できませんでした。寝坊、送迎
バスへの乗り遅れ、体調不良の親の世話など、理由は児童ごとに異なる
とされています。
翌11日、教師は4人を音楽室へ呼び出し、行事に来なかった理由を
問いただしたとされています。保護者によると、教師は「学校の評判を
傷つけた」という趣旨で児童を叱責したといいます。
児童4人が訴える暴行の内容
児童・保護者側の申告によると、教師は以下のような行為に及んだと
されています。
- 頭を押さえつけ、口をつかむ
- 腹部や背中を蹴る
- 硬い金属状の物で叩く
- 刃物を胸や頭付近に近づけて脅す
小学5年生の児童1人については、腹部や背中を強く蹴られ、もともと
抱えていた尿路系の持病もあって尿が漏れたと保護者が訴えています。
この症状が暴行と直接関係しているかは、今後の医療検査での確認が
必要です。
「死にたいのか」という発言と口止め
もっとも重大視されているのが、刃物を使った脅迫です。児童の証言に
よると、教師は収納場所から刃物を取り出し、「お前たち、そんなに
死にたいのか」という趣旨の言葉を発したとされています。刃物の
種類・長さについてはタイの報道間でも食い違いがあり、現時点で
断定できる情報はありません。
さらに教師は「このことを誰にも言うな」と口止めしたとも訴えられて
おり、児童たちはそのため、しばらく保護者に事情を話せなかったと
されています。
発覚のきっかけは保護者同士の連絡
ある保護者が別の保護者から「あなたの子も先生に蹴られたのでは」と
連絡を受け、本人に確認したことで事態が表面化しました。4家族が
それぞれの証言を照合したところ、複数の児童から似た内容が語られた
ため、警察への被害届を決めたとされています。
教師は謝罪、保護者は刑事責任の追及を継続
報道によると、問題の教師は事件後に保護者宅を訪れて謝罪し、「行事の
準備でストレスがたまっていた」という趣旨の説明をしたとされています。
ただし保護者側は、この対応を教育上の指導の範囲を超えているとして、
刑事手続きを続ける意向を示しています。
警察・自治体・児童支援財団が同時対応
9月13日未明、4家族は地元選出の国会議員に同行してもらい、
プラナコーンシーアユタヤ警察署へ被害を届け出ました。児童4人は
その後病院で身体検査を受け、診断結果を証拠として保存する手続きに
入っています。
被害者が小学生であることから、警察は心理・福祉の専門職を交えた
「多職種チーム」による事情聴取を準備しています。同日、家族は
子ども・女性の支援団体として知られるパウィナー財団にも相談し、
心理的なケアや転校先探しの支援を要請しました。児童たちは「学校へ
戻るのが怖い」と話しているとされています。
アユタヤ市当局は9月14日に学校関係者を呼んで事実確認を行い、
調査が終わるまで教師を児童と接する業務から一時的に外す措置を
取りました。刑事事件としての警察捜査と、自治体による懲戒調査が
並行して進む見通しです。
タイの大手メディアおよび現地メディアの報道をもとにまとめています。
まとめ
アユタヤ県の公立小学校で、運動会関連行事を欠席した児童4人が、
担当教師から暴行を受け、刃物で脅されたと保護者が警察に届け出
ました。教師はまだ逮捕・起訴されておらず、警察・自治体・児童支援
財団がそれぞれ対応を進めている段階です。
タイの学校では今も体罰に近い指導が残っている場合がありますが、
刃物を持ち出して脅すという行為は、指導の範疇を完全に超えています。
子どもたちが「怖くて言えなかった」という部分にも、教育現場の
力関係の重さを感じます。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 教師はすでに逮捕されたのですか?
いいえ。報道時点で逮捕・正式起訴は確認されておらず、警察が児童・
教師双方から事情を聴いている段階です。
Q2. 刃物は本物のナイフだったのですか?
刃物の種類・長さについては報道間で情報が食い違っており、現時点で
確定した情報はありません。
Q3. 教師の謝罪で事件は終わったのですか?
いいえ。保護者側は謝罪を受けても、行為が指導の範囲を超えていると
して、刑事手続きを続ける意向を示しています。
Q4. 児童たちは今も学校に通っているのですか?
児童たちは学校へ戻ることを怖がっているとされ、保護者は転校先探し
の支援を児童支援財団に要請しています。
出典・参考サイト
- ผู้จัดการออนไลน์(MGR Online):”สส.เบียร์-ชัช ตลาดไท” พาผู้ปกครอง 4 เด็กแจ้งความ เอาผิดครูวงโยฯ
- บ้านเมือง(Banmuang):4 ผู้ปกครองร้อง “ปวีณา” เอาผิดครูดนตรีโหดคว้าดาบซามูไรจี้อก
- เดลินิวส์(Daily News):พ่อแม่ร้อง ‘ปวีณา’ ช่วย 4 ด.ช. ถูกครูโหดทำร้าย-เอามีดจี้
- The Thaiger:Students accuse Ayutthaya teacher of assault, knife threats

Keita Satou:バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人に勤務する傍ら、
ライターとしても活動。タイ在住日本人向けメディアとタイ人向けメディアを運営し、
日本のテレビ・各種メディア向けに現地情報も提供している。Facebook(フォロワー
約1,900人)をはじめ、複数のSNSで合計8万人以上のフォロワーを抱える。職業柄、
各業界のタイの裏話や現場の実情に触れる機会も多い。
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