パタヤのロシア人姉弟事件容疑者を拘束 遺体を森林で発見 別の殺害も 動機はバイクか
タイ・パタヤ近郊で行方不明になっていたロシア人姉弟の事件で、警察は男2人の身柄を確保しました。報道によると、2人は姉弟の殺害を供述し、遺体は森林内から発見されています。さらに別のタイ人家族3人の遺体も見つかっており、事件は新たな局面を迎えています。

姉弟の失踪から遺体発見までの経緯
7月26日、姉弟がバイクで外出したまま行方不明に
報道によると、行方不明になったのはディアナ・ナジモワさん(22)と弟のロマン・ナジモフさん(17)です。2人は2021年にロシアから来タイし、先にパタヤへ移り住んでいた母サリナ・ナジモワさんと暮らしていました。
2人は7月26日早朝、バイクで自宅を出た後、連絡が取れなくなりました。防犯カメラの映像では、チョンブリー県バンラムン郡のサックンゲオ橋付近を午前4時33分に通過したのが最後の目撃情報とされています。
母のサリナさんは7月28日、フアイヤイ警察署に2人の行方不明を届け出ました。この届け出をきっかけに、大規模な捜索が始まりました。
解体されたバイクが森林で見つかる
7月29日、姉弟が乗っていたホンダ製バイクが解体された状態で、フアイヤイ地区の森林内に埋められているのが見つかりました。付近の住民が、前夜に工具を持った複数の人物を目撃していたと報道されています。
報道によると、発見場所は地元で「ポン」と呼ばれる男の自宅近くだったとされています。この情報をきっかけに、警察の捜査対象が絞り込まれていきました。
容疑者2人を確保、供述と遺体発見
7月31日、警察はサケーオ県ワンソムブン郡で男2人の身柄を確保しました。タナ・ケートトン容疑者(43)とトンチャイ・スリニル容疑者(39)です。2人は出国を試みていたところを確保されたと報道されています。
報道によると、タナ容疑者には誘拐や銃器の不法所持に関する前科があるとされています。取り調べに対し、トンチャイ容疑者は「タナ容疑者が姉弟を銃で撃った」という趣旨の供述をしたと伝えられています。ただし、この供述の詳細については警察も慎重に裏付け捜査を進めている段階です。
その後、容疑者2人は警察官に連行され、チョンブリー県第2管区警察本部長のチャッチャーイ・スラチェットポン警察中将の指揮のもと、バンラムン郡ホアイヤイ地区のサックンゲオ周辺の森林で埋められていた姉弟の遺体を掘り出す作業に立ち会わせられました。遺体は同じ穴に埋められた状態で見つかったと報道されています。
報道によると、姉弟の殺害の動機については、バイクを奪う目的だったという趣旨の供述がある一方、詳しい経緯はなお捜査中とされています。
性的暴行の有無について
一部報道では、容疑者側が性的暴行の関与を否定しているとされていますが、この点についてはタイ当局による正式な確認は取れていません。現時点では未確認情報として扱われており、今後の捜査の進展が注目されます。
近隣で発見されたタイ人家族3人の遺体
報道によると、姉弟の遺体が埋められていた場所から遠くない地点で、行方不明になっていたタイ人家族3人(父親・母親・娘)の遺体も発見されました。この家族もバンラムン郡在住だったとされています。
タナ容疑者はこの家族3人の殺害についても供述したと報道されています。動機は金品目的の強盗だったとされ、警察官を装って夫婦を拘束し、後に帰宅した娘も拘束したうえで、3人を別の場所へ連れて行き殺害したという趣旨の供述内容が伝えられています。
この家族の事件に関連して、チャッチャナン・ペーンアイアム容疑者とアッサダーン・チュウォン容疑者の2人も新たに確保されたと報道されています。なお、これらの供述内容についても、警察はなお裏付け捜査を続けている段階です。
旅行者・在住者へのポイント
- 夜間や早朝の一人での移動は、できるだけ避けましょう
- 後をついてくるバイクや不審な人物に気づいたら、人通りの多い場所へ移動しましょう
- 行き先や帰宅予定時刻は、家族や同居人と共有しておきましょう
- スマートフォンの位置情報共有機能を活用しておくと安心です
タイの大手メディアおよび現地メディアの報道をもとにまとめています。
まとめ
パタヤ近郊で発生したロシア人姉弟の失踪事件は、容疑者の確保と供述をきっかけに、痛ましい結末が明らかになりました。さらに別のタイ人家族の事件も浮上し、捜査は現在も続いています。
在タイ日本人・駐在者としても、他人事ではない事件です。特にお子さんやご家族が一人で移動する機会が多いご家庭は、この機会に防犯対策を見直してみてください。パタヤ周辺だけでなく、バンコクや他の地域でも同様の注意が必要です。
タイ在住の日本人のケースになりますが、郊外になればなるほどバイク移動をしている方も多く、こういったバイク目当てでの殺人というのは日本では考えにくいですが、こういった悲劇が起こってしまったのは事実です。旅行者でもバイクレンタルなどをして移動する人もいますが、バイクだけでなく現金やブランド品目当ての場合もありますのでご注意ください
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著者プロフィール

Keita Satou:バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人に勤務する傍ら、ライターとしても活動。タイ在住日本人向けメディアとタイ人向けメディアを運営し、日本のテレビ・各種メディア向けに現地情報も提供している。Facebook(フォロワー約1,900人)をはじめ、複数のSNSで合計8万人以上のフォロワーを抱える。職業柄、各業界のタイの裏話や現場の実情に触れる機会も多い。
よくある質問(FAQ)
Q1. 容疑者はすでに起訴されたのですか?
2026年8月1日時点では、容疑者2人は身柄を確保され取り調べを受けている段階です。正式な起訴については、今後の捜査の進展次第となります。
Q2. 事件が起きた場所はパタヤのどのあたりですか?
チョンブリー県バンラムン郡ホアイヤイ地区で、パタヤ中心部から車で移動できる範囲の郊外エリアです。姉弟が最後に目撃されたのも同地区内の橋付近とされています。
Q3. タイ人家族の事件と姉弟の事件は関係があるのですか?
報道によると、両事件の遺体は近い場所で見つかっており、同じ容疑者が関与を供述しているとされています。ただし2つの事件の関連性の詳細については、引き続き捜査が進められています。
出典・参考サイト
- Bangkok Post「Russian siblings dead, suspects confess」
- Bangkok Post「Missing family of three found buried near Russians」
- The Thaiger「2 Thai men confesses to killing 2 Russian siblings in Pattaya」
- Nation Thailand「Pong and Thong arrested in case of missing Russian siblings」
- ASEAN NOW(フォーラム投稿情報)
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