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タイで130歳の身分証を持つ女性が見つかる 事実なら世界最長寿記録更新

タイで130歳の身分証を持つ女性が見つかり、事実なら世界最長寿記録更新となることを伝えるアイキャッチ画像(出典:ASEAN NOW)
Thaim Line Bangkok

タイ東北部・ノーンブアランプー県で、古い国民身分証明書に1896年9月18日
生まれと記載された女性が見つかり、タイ国内で大きな話題になっています。
この記載が事実であれば、2026年9月18日に130歳の誕生日を迎える計算に
なり、現在の世界最高齢記録を7年以上更新することになります。

ただし現時点では、身分証の記載が確認されているのみで、国際的な年齢
認定機関による正式な検証は行われていません。本記事では、分かっている
事実と、まだ確認されていない点を整理してお伝えします。

発端は僧侶のFacebook投稿

報道によると、話題の女性はノーンブアランプー県ムアン郡クッチック地区
在住のセーン・マンカラットさん。マハーサーラカーム県出身で、後に
ノーンブアランプーへ移住したとされています。

地元の僧侶プラアジャーン・アピナン師が、地域住民から「村に100歳を
超える高齢者がいる」と聞いてセーンさん宅を訪問。家族が保管していた
古い身分証を見せてもらったところ、仏暦2439年(西暦1896年)9月18日
生まれと記載されていたため、その内容をFacebookに投稿したことが
全国的な話題につながったとされています。

事実なら6つの治世を生きたことに

記載された生年月日が正しければ、セーンさんはラーマ5世(チュラーロン
コーン大王)の治世末期に生まれ、ラーマ6世・7世・8世・9世を経て、
現在のラーマ10世まで6つの治世を生きてきたことになります。

なぜ身分証1枚だけでは証明にならないのか

現在、国際的に正式認定されている史上最高齢記録は、フランスのジャンヌ・
カルマンさんの122歳164日です。もしセーンさんの1896年生まれが事実なら、
この記録を7年以上更新することになります。

ただし、長寿記録を専門に検証する国際団体LongeviQuestなどによると、
重要なのは「同じ人物が生涯を通じて同じ生年月日を使っていたこと」を
証明することです。具体的には、以下のような複数の資料が必要とされて
います。

  • 幼少期:出生証明、宗教施設の出生記録
  • 中年期:婚姻記録、子どもの出生証明、住民登録
  • 高齢期:国民ID、年金・医療・行政記録

今回確認されている身分証は、本人が高齢になってから発行された文書で
あり、元になった生年月日情報自体が誤って登録されていた場合、その
誤りがそのまま引き継がれている可能性もあります。同姓同名や親族との
記録の混同が後に判明した事例もあるとされ、身分証1枚だけでは国際的な
認定には至らないのが実情です。

なぜ今まで話題にならなかったのか

「129年間誰にも知られていなかった」わけではなく、地元では以前から
高齢の女性として知られていた可能性が高いとみられます。行政機関が
年齢情報を保持していたとしても、それを自動的に「国内・世界最高齢」
として発表する仕組みはなく、今回のように第三者が古い書類を確認し、
SNSで発信して初めて全国的な話題になるケースが一般的です。

なお、地方行政局がこの女性の住民登録データをいつ作成したか、生年月日
がどの資料を根拠に登録されたかについて、現時点で公式な説明は出て
いません。

世界では他にも最高齢記録への挑戦が

2026年9月には、コスタリカの119歳の男性が世界最高齢認定を目指し、
出生証明や洗礼記録などの検証を進めているというニュースも報じられて
います。119歳の男性でさえ複数の公的資料による検証が必要とされており、
セーンさんの1896年生まれが事実であれば、それ以上に厳格な検証が
求められることになります。

タイの大手メディアおよび現地メディアの報道をもとにまとめています。

まとめ

タイ・ノーンブアランプー県で、古い身分証に1896年生まれと記載された
女性が見つかり、事実なら130歳、世界最高齢記録を大幅に更新することに
なる話題です。ただし現時点では、身分証の記載が確認されているのみで、
国際的な年齢認定はまだ行われていません。今後、行政記録や家族関係
書類の照合が進むかどうかが焦点になりそうです。

タイで正式に国民身分証明書(IDカード)制度が法制化・スタートしたのは、
第二次世界大戦中の1943年と言われています。
それまでは、住民登録・戸籍的な帳簿と地方行政の証明が中心だったそうで、
全国民への本格的な普及は1962年以降とされています。
いまでも山岳地方などでは村長などが出生証明を出すというのは、ラオスや
カンボジアやタイの地方では聞いたことがあります。したがって誕生日が
全員1月1日の村があるというのを笑い話で聞いたことがあります。

今回の女性が本当に130歳であれば世界的にも衝撃的な記録ですが、なかなか証明が難しいのではないかと私は考えています。

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よくある質問(FAQ)

Q1. この女性は世界最高齢だと正式に認定されたのですか?

いいえ。現時点で確認されているのは古い身分証の記載のみで、LongeviQuest
やギネス等の国際機関による正式な年齢認定は行われていません。

Q2. なぜ身分証だけでは証明にならないのですか?

生涯を通じて同じ生年月日を使っていたことを、出生記録・婚姻記録・
子どもの出生証明など複数の時代の独立した資料で確認する必要がある
ためです。身分証1枚では、記載自体の誤りや別人との混同を排除できません。

Q3. 現在の世界最高齢記録は何歳ですか?

フランスのジャンヌ・カルマンさんの122歳164日が、国際的に認定された
史上最高齢記録です。

Q4. なぜ今まで話題にならなかったのですか?

地元では以前から高齢の女性として知られていた可能性がありますが、
行政記録は自動的に「最高齢」として発表される仕組みではなく、今回
僧侶が身分証を確認しSNSで発信したことで全国的な話題になりました。

Q5. 今後どうなれば「本物」と認められますか?

出生記録、過去の住民登録、婚姻記録、子どもの出生記録など、複数の
時代にわたる公的資料が照合され、LongeviQuestやギネスなどの国際
機関による検証を経る必要があります。

出典・参考サイト

  • The Thaiger:ฮือฮา คุณย่าทวด 6 แผ่นดิน เกิดสมัย ร.5 อายุ 130 ปี อวดบัตรประชาชนหาดูยาก
  • Kapook:ย่าทวด 6 แผ่นดิน อายุจ่อ 130 ปี เผยบัตรประชาชนรุ่นเก่า เกิดปี 2439
  • Reuters:Costa Rican man, 119, seeks recognition as world’s oldest person

タイムラインバンコク編集部keitasatouのアイコン

Keita Satou:バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人に勤務する傍ら、
ライターとしても活動。タイ在住日本人向けメディアとタイ人向けメディアを運営し、
日本のテレビ・各種メディア向けに現地情報も提供している。Facebook(フォロワー
約1,900人)をはじめ、複数のSNSで合計8万人以上のフォロワーを抱える。職業柄、
各業界のタイの裏話や現場の実情に触れる機会も多い。

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ライター
タイムラインバンコク編集部は、バンコクに在住する経験豊富な編集者とライターからなる専門チームです。日本人メンバーだけでなく、日本語能力試験N1を持つタイ人メンバーも在籍しており、多様な視点から情報を捉えることを大切にしています。 インターネット上の情報だけでなく、実際に現地へ足を運び、独自の取材・調査を行うことを信条としています。グルメ、ビューティー、最新ニュースからカルチャーまで、バンコクで暮らす人、訪れる人にとって本当に価値のある、正確で信頼できる情報を厳選してお届けします。日本のメディアに情報提供することもあります。
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