戦争に行くよりタイにいたい!ロシア人男性がパタヤのストリップBARで働くインタビューが衝撃的
英国の大衆紙The Sunが、パタヤのウォーキングストリートにあるストリップバーで
男性ダンサーとして働くロシア人男性2人に取材した記事が、タイのメディアでも紹介され、話題になっています。
取材対象の2人は「戦争に行くよりタイにいたい」という趣旨の発言をしており、
ロシアの徴兵制度への不安が背景にあるとされています。
取材されたロシア人男性2名
報道によると、取材対象はパタヤ・ウォーキングストリートにある男性
ダンサーの店「Big Tool」で働く、以下の2人です(いずれも記事内で
使われている呼び名で、本名かどうかは記事からは確認できません)。
- 「Sam」(23歳、モスクワ出身):バンコクを経て、取材の約3週間前に
パタヤへ移ったと説明 - 「Ilya」(25歳、サンクトペテルブルク出身):週6日勤務し、店は
午前3時30分ごろまで営業していると説明
2人は、ロシアにいれば軍への招集を恐れなければならないこと、戦争で
友人や親族を失ったこと、タイでの生活の方が良いと感じていることなどを
The Sunに語っています。これはあくまで本人たちの証言であり、正式な
召集令状が届いていたかどうかまでは記事から確認できません。
「ホテル同行1万バーツ」という発言
報道によると、Ilya氏はThe Sunに対し、ホテルへ同行する場合の料金として
「1万バーツ」と説明したとされています。報道ではこの2人を
「stripper and escort」と表現していますが、真偽は不明です
就労資格は確認されていない
なお、男性ダンサーとしての就労自体は、タイ人限定の禁止職種一覧には
含まれていません。
タイで外国人が働く場合、原則として適切な在留資格に加えて労働許可
(ワークパーミット)が必要ですがそちらについても不明です
「ロシア人男性が大量に流入」は言い過ぎ
ロシア人がタイを多く訪れていること自体は事実です。報道によると、
タイ観光庁の発表では2026年第1四半期だけで約72万6,000人のロシア人
旅行者がタイを訪れ、中国・マレーシアに次ぐ第3位の訪タイ市場と
なっています。
ただし、その大半は一般的な観光客です。今回の記事で取材できているのは
2人の男性の証言にとどまり、「徴兵逃れのロシア人男性がパタヤの
ナイトライフ産業に大規模に流入している」と示す統計や公式発表は、確認されていません。
「1日1,000人死亡」という表現への注意
The Sunの記事タイトルには、戦況に関する刺激的な数字が含まれています。
ただし記事本文で紹介されているのは「ロシア軍が月間約3万人の
casualties(死傷者・行方不明者・捕虜等を含む人的損失)を出している」
という推計です。
タイの大手メディアおよび現地メディアの報道をもとにまとめています。
まとめ
パタヤのバーで働くロシア人男性2人に取材し、戦争や
軍への招集への不安からタイでの生活を選んだという証言を紹介しました。
これはあくまで個別の証言であり、パタヤで働くロシア人男性の
全体像や、就労の合法性、性的サービスの実態については、今回の報道
だけでは確認できていない点が多くあります。
実際にパタヤに訪れた際にロシア人の男女が歓楽街で働いているのを見たこともあります。
また、ウクライナ戦争開戦直後に飲食店でビールを飲んでいると二人の白人に声をかけられた際にその2名がウクライナ人とロシア人だったことがあり、戦争の話題にも触れることができずにその場をやり過ごした経験もあります。
個人の自由な生き方を尊重したい気持ちと、国のために戦うことを求められる
立場との間で揺れ動く彼らの心情は、平和な環境で育った自分には正直、
完全には理解しきれない部分もあります。
ふと、他人には集団の輪を大切にすることを求めながら、自分自身は
自由でいたい。そんな矛盾を、多くの日本人が心のどこかに抱えているのでは
ないでしょうか。
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よくある質問(FAQ)
Q1. ロシア人男性が徴兵を逃れてパタヤで大量に働いているのですか?
今回確認できたのは2人の男性の個別証言であり、大規模な流入を示す
統計や公式発表は確認されていません。
Q2. 取材された男性の就労は合法なのですか?
報道からは、正式な労働許可を持っているかどうか確認できていません。
現時点で当局による摘発が行われたという情報もありません。
Q3. 「1万バーツでホテルへ同行」は違法な売春ですか?
これは本人の発言であり、実際のサービス内容を第三者が確認したわけ
ではありません。合法・違法のいずれとも断定できません。
Q4. 「1日1,000人が死亡」というのは事実ですか?
The Sunが紹介した推計値であり、死亡者数のみを指す数字ではなく、
負傷・行方不明・捕虜等を含む人的損失(casualties)の推計とされて
います。独立機関による確定値ではありません。
Q5. ロシア人観光客自体は増えているのですか?
はい。タイ観光庁によると2026年第1四半期だけで約72万6,000人のロシア人
旅行者がタイを訪れています。ただし、その大半は一般的な観光客です。
出典・参考サイト
- The Sun:Meet the Russian men dodging Ukraine draft to work as strippers & escorts in Thai sin city
- ASEAN NOW:Russian men flee war to work Pattaya’s strip bars
- TAT Newsroom:TAT refocuses on value over volume as 2026 tourism outlook is recalibrated

Keita Satou:バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人に勤務する傍ら、
ライターとしても活動。タイ在住日本人向けメディアとタイ人向けメディアを運営し、
日本のテレビ・各種メディア向けに現地情報も提供している。Facebook(フォロワー
約1,900人)をはじめ、複数のSNSで合計8万人以上のフォロワーを抱える。職業柄、
各業界のタイの裏話や現場の実情に触れる機会も多い。
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