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タイへの外国人観光客が2026年1〜4月で1,136万人

タイへの外国人観光客 2026年1〜4月で1,136万人 観光収入は推計約2.8兆円
keita satou

タイ観光スポーツ省(MOTS)が発表した最新統計によると、
2026年1月1日〜4月26日までにタイを訪れた外国人観光客は1,136万4,781人に達しました。
前年同期比では3.40%の微減となりましたが、
直近1週間(4月20〜26日)は前週比+15.42%と回復傾向を示しており、
特に中国からの訪問者が前週比+37.31%と大きく伸びています。

この記事のポイント

  • 2026年1〜4月で外国人観光客が1,136万人・前年同期比3.40%減
  • 国別1位は中国(183万6,916人)・2位マレーシア・3位ロシア
  • 観光収入は推計5,556億バーツ(約2.8兆円)
  • 直近1週間(4月20〜26日)は前週比+15.42%と回復傾向
  • 中国の週次到着が+37.31%と特に顕著な伸び
  • 5月以降は燃料高騰・減便の影響で日本人旅行者の減少が懸念

1. 全体概況:1,136万人・観光収入5,556億バーツ

タイ観光スポーツ省のデータによると、
2026年1月1日〜4月26日の外国人到着数は11,364,781人
前年同期比では3.40%の微減となりましたが、
観光関連支出の推計は5,556億3,100万バーツ(約2.8兆円)と、
タイ経済の主要な外貨獲得源としての地位を維持しています。

観光客数がやや減少した背景には、
中東情勢の緊迫化に伴う燃料高騰・航空便の減便といった
世界的な渡航コスト上昇があるとみられています。
ただし直近の数字は回復傾向を示しており、
観光スポーツ省は5月以降の連休・政府観光推進策による
増加を見込んでいます。

2. 国別トップ5(累計・1月1日〜4月26日)

累計の国別トップ5は以下の通りです。

  • 1位 中国:1,836,916人
  • 2位 マレーシア:1,228,057人
  • 3位 ロシア:849,367人
  • 4位 インド:805,208人
  • 5位 韓国:465,702人

中国・マレーシア・韓国という短距離市場と、
ロングステイ傾向のロシア・インドが主力という構図です。
ビザ免除措置の拡大や
ソンクラーン(水かけ祭り)の特需が
4月の数字を押し上げたとみられています。

3. 直近1週間(4月20〜26日)の動き

直近1週間(4月20〜26日)の外国人到着数は536,401人
前週比で+15.42%と大きく伸びており、
1日平均76,629人となっています。

週次国別トップ5(4月20〜26日)

  • 1位 中国:102,493人(前週比+37.31%
  • 2位 マレーシア:73,571人(+20.91%)
  • 3位 インド:45,811人(−1.45%)
  • 4位 ロシア:26,015人(−15.32%)
  • 5位 台湾:18,482人(−41.93%)

中国・マレーシアという短距離市場が強く回復している一方、
ロシア・台湾の週次数字は調整局面に入っています。
観光スポーツ省のNatreeya Taweewong氏は、
労働節(Labour Day)の連休・エネルギー情勢の正常化傾向・
政府の観光推進策が今後の到着増加を後押しするとの見通しを示しています。

4. 日本人訪タイ者:現状と5月以降の懸念

タイ観光スポーツ省のデータによると、
2026年第1四半期(1〜3月)の日本人訪タイ者数は
推計32〜33万人前後とみられており、
底堅い需要を維持しています。

  • 1月:84,784人(前年同月比約3%減)
  • 2月:116,776人
  • 3月:約12万人前後(推計)

ただし懸念されるのが5月以降の動向です。
タイ国際航空の燃油サーチャージ2倍超への値上げ・
エアアジアXの日本線減便が重なり、
日本からタイへの渡航コストが大幅に上昇しています。
5月の統計では数万人単位での減少が懸念されます。

また訪日タイ人についても、
タイ発の日本路線縮小が
インバウンド数の伸びに影響を与える可能性があります。
詳細はタイ国際航空 燃油サーチャージ大幅値上げ記事
エアアジアX 日本線減便記事をご参照ください。

よくある質問(Q&A)

Q. 2026年のタイ観光は好調ですか?

A. 4月末時点では1,136万人と前年同期比3.4%の微減ですが、
観光収入は5,556億バーツを超えており底堅い状況です。
直近1週間は前週比+15.42%と回復傾向を示しています。
ただし5月以降は燃料高騰・減便の影響が懸念されます。

Q. タイへの観光客で一番多い国はどこですか?

A. 2026年1〜4月の累計では中国が183万6,916人で1位です。
次いでマレーシア・ロシア・インド・韓国が続きます。
中国は直近1週間でも前週比+37.31%と特に大きな伸びを示しています。

Q. 日本人のタイ旅行は今後どうなりますか?

A. 2026年前半は底堅い需要を維持していますが、
5月からのタイ国際航空の燃油サーチャージ大幅値上げや
エアアジアXの日本線減便により、
渡航コストが上昇しているため、
5月以降の訪タイ日本人数への影響が懸念されます。

まとめ:「数の回復」から「質の向上」へ

4月末までの1,136万人という数字は、
タイ経済にとって明るい材料です。
特に中国人訪問者が183万人を超えたことは、
パンデミック後の完全復活を象徴する出来事といえます。

しかし私たち在住者・旅行者として注視すべきは、
今後の航空運賃高騰の影響です。
訪日タイ人が減少するだけでなく、
タイへ来る日本人も高いサーチャージに
二の足を踏む可能性があります。

「数」の回復の次は、1人あたりの消費額をどう高めるかが課題です。
バーツ高や物価高のタイに外貨を求める外国人の労働者や企業も少なくありません。
かつて日本も体験した、物価高と賃上げに対応しながらのインバウンド獲得というのは、
簡単な事ではありません。タイはそこに少子高齢化問題も関連してきており、労働者不足も懸念されています。観光においては先進国のタイの問題はいずれ日本にも起こる問題として、日本人も学ぶべきところは多いのかもしれません。

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著者プロフィール

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Keita Satou:バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人に勤務する傍ら、ライターとしても活動。タイ在住日本人向けメディアとタイ人向けメディアを運営し、日本のテレビ・各種メディア向けに現地情報も提供している。Facebook(フォロワー約1,700人)をはじめ、複数のSNSで合計7万人以上のフォロワーを抱える。職業柄、各業界のタイの裏話や現場の実情に触れる機会も多い。

出典・参考サイト

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Keita Satou
タイ在住ライター
タイ在住ライター バンコク在住10年以上。旅行ライセンスの持つタイ法人の社員のかたわらライターも行う。タイ在住日本人向けのメディアとタイ人向けメディアを運営。Facebook(フォロワー1700人)や複数のSNS(総フォロワー7万人以上)を運営する。日本のテレビ・メディア取材経験多数あり。職業柄、各業界のタイの裏話を聞くことも多数あるそう。
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