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タイ発着便が大規模減便 タイ航空・エアアジア・日系各社の最新状況まとめ

タイ発着便が大規模減便・タイ航空・エアアジア・日系各社の最新状況まとめという日本語テキストと、スワンナプーム空港に駐機するタイ航空機の写真が組み合わさったニュースサムネイル。出典:Thai Airways
Thaim Line Bangkok

2026年4月、中東情勢の緊迫化に伴う
航空燃料価格の急騰が直撃し、
タイ発着の航空路線に大きな変動が起きています。
タイ航空は5月だけで46便の減便・運休を発表。
エアアジア系も夏スケジュールを通じた
長期運休を複数路線で実施しています。

一方、JAL・ANAなど日系キャリアは
現時点では減便ではなく
燃油サーチャージの値上げで対応する方針です。
この記事では、各社の最新状況を
在タイ日本人・旅行者向けに整理しました。

⚠️ 免責事項:本記事は各航空会社の公式発表および報道情報をもとに、
2026年4月21日時点でまとめたものです。
運航スケジュールは燃料価格・需要状況により
予告なく変更される場合があります。
最新の運航状況は必ず各航空会社の公式サイトまたはアプリで必ずご確認ください。

この記事のポイント

  • タイ航空が5月に46便を減便・運休 成田線も1日3便→2便へ
  • エアアジア系は上海・リヤド・インド路線など夏まで長期運休
  • Thai Lion Airもソウル線を5月〜9月末まで運休
  • JAL・ANAは現時点でバンコク線の減便発表なし 維持〜増便方向
  • 日系は燃油サーチャージを大幅値上げ 6月以降の発券は要注意
  • 5月の旅行予定者は今すぐ予約便のステータス確認が必須

1. なぜ今、タイの航空路線が激変しているのか

今回の大規模減便の直接的な原因は、
中東情勢の緊迫化による航空燃料価格の急騰です。
2026年2月以降のホルムズ海峡情勢を背景に、
ジェット燃料は1バレル140ドルを超える水準まで上昇。
これは航空会社の運航コストに直撃しています。

加えて、4〜5月はタイの観光ローシーズン。
需要が落ちるこの時期に
コストが急増したことで、
各社が一斉に不採算路線・便数の
見直しに踏み切っています。
業界全体で「燃料高に採算が合わないルートを削る」という動きが加速しています。

2. タイ航空(Thai Airways):5月に46便を減便

タイ航空は燃料コスト高騰とローシーズンの
需要減少を理由に、2026年5月の1ヶ月間
国内・アジア・欧州の計46便を
減便・運休すると発表しました。
「路線の全面廃止」ではなく
「一時的な便数削減」という形です。

日本線への影響

  • バンコク–成田:1日3便 → 1日2便(5月11日〜31日 ※5月29日のみ3便)

アジア線への影響

  • バンコク–ソウル(仁川):1日3便 → 1日1便(5月8日〜31日)
  • バンコク–北京:1日2便 → 1日1便(5月7日〜31日)
  • バンコク–上海:1日2便 → 1日1便(5月11日〜31日)
  • バンコク–台北:1日3便 → 1日2便(5月6日〜31日)
  • バンコク–香港:1日4便 → 1日3便(5月6日〜31日)
  • バンコク–高雄:全面運休(5月8日〜31日)

欧州線・その他への影響

  • フランクフルト・ミュンヘン:週14便 → 週12便(5月中旬〜下旬)
  • コペンハーゲン・オスロ・ストックホルム:各週7便 → 週5便
  • イスタンブール:週7便 → 週5便(5月11日〜27日)
  • 国内線(コンケン・ウドンタニ・ウボンラチャタニ):一部減便

タイ航空のCEOは、燃料コスト増を補うため
航空券代を10〜15%程度引き上げる方針も示唆しており、
減便と値上げの両面で影響が出ています。
6月以降の対応は燃料・需要状況次第とされています。

3. エアアジア系
(Thai AirAsia / Thai AirAsia X):夏まで長期運休

タイ系LCCのエアアジアは、
タイ航空の「5月だけの一時的な減便」とは異なり、
夏スケジュール(〜10月)を通じた長期運休
複数路線で実施しています。
採算が取れなくなった路線を
夏の間まるごと止めるという判断です。

Thai AirAsia(FD便)の運休路線

  • スワンナプーム–ナラティワート(FD4252/4253):
    2026年4月21日〜10月24日まで運休
  • ドンムアン–西安(FD588/589):
    2026年5月11日〜10月23日まで運休
  • プーケット–チェンナイ(FD192/193):
    2026年4月13日〜10月24日まで運休
  • プーケット–コーチ(FD196/197):
    2026年4月17日〜10月23日まで運休

Thai AirAsia X(XJ便)の運休路線

  • ドンムアン–上海(XJ760/761):
    2026年4月17日〜10月24日まで運休
  • ドンムアン–リヤド(XJ920/921):
    2026年4月14日〜5月30日まで運休

エアアジアは運休対象便の予約者に対し、
メール・SMSで以下の選択肢を案内しています。

  • 別日・別ルートへの振替
  • エアアジアポイント(クレジットシェル)への転換
  • 全額返金

通知が届いていない場合でも、
アプリか予約番号で運航状況の確認を強くおすすめします。
なお、エアアジアは燃料サーチャージも引き上げており、
プロモーション価格でも以前ほど
安くならない傾向になっています。

4. その他のタイ系キャリア

タイ航空・エアアジア以外のキャリアにも
同様の動きが広がっています。

  • Thai Lion Air:バンコク–ソウル線を
    2026年5月9日〜9月30日まで運休
  • Nok Air:チェンマイ–ウドンタニ線を
    2026年4月から運休継続中

業界全体として「燃料高で採算の悪いルート・
時間帯を一斉に削る」動きが加速しており、
タイ航空の減便はその「第2波」という
位置づけになっています。

5. JAL・ANA:バンコク線は維持〜増便 ただし燃油サーチャージが急騰

タイ系キャリアが減便に動く一方で、
日系キャリアはバンコク線を維持・強化する方向です。
ただし、燃料高の影響は
「便数」ではなく「価格」に出ています。

ANA(全日空)

  • 成田–バンコク(NH805/806):毎日運航を維持
  • 成田–バンコク(NH807/808):
    4月21日〜7月17日・9月1日〜10月23日に
    週4便(火・水・金・日)で追加運航中
  • 羽田–バンコク(NH847/848・849/850・877/878):毎日3往復を維持

JAL(日本航空)

  • 羽田–バンコク(JL031/033):毎日2便を維持
  • 成田–バンコク(JL707/708):毎日運航を維持
  • 関空–バンコク(JL727/728):毎日運航を維持
  • FY2026国際線全体を前年比101%に増やす計画を発表済み

ZIPAIR

  • バンコク路線に追加便の案内を発表済み
  • 現時点では減便より増便方向の動きが前面に出ている

AirJapan(参考)

  • 2026年3月末でブランド運航を終了済み
  • 「減便」ではなくブランド自体が終了。今後はANAブランドに集約

Peach

  • 現在アナウンスなし

日系キャリアの燃油サーチャージ(重要)

日系は便数より価格面で燃料高の影響が出ています。
JAL・ANAともに5〜6月発券分から
燃油サーチャージを大幅に引き上げ予定で、
日本–東南アジア路線では
ANAが約52%・JALが約67%の
値上げ水準が示されています。

夏〜秋の一時帰国が確定しているなら、
5月中の発券の方が安くなる可能性が高いです。
早めの手配をおすすめします。

各社の状況まとめ一覧

2026年4月21日時点の各社状況を整理すると、以下の通りです。

  • タイ航空:5月に46便を減便・運休。成田線も直撃
  • Thai AirAsia:国内・中国・インド路線を夏まで長期運休
  • Thai AirAsia X:上海・リヤド線を夏まで運休
  • Thai Lion Air:ソウル線を9月末まで運休
  • ANA:バンコク線を維持〜増便。サーチャージ値上げ
  • JAL:バンコク線を維持。サーチャージ値上げ
  • ZIPAIR:バンコク線を維持〜増便方向
  • AirJapan:2026年3月末でブランド運航終了済み
  • Peach:アナウンス無し・サーチャージ値上げ

よくある質問(Q&A)

Q. タイ航空の成田便を予約していますが確認方法は?

A. タイ航空公式サイトの「Manage My Booking」か
アプリで予約番号を入力して確認できます。
減便対象便の場合は別便への振替案内が
メールで届いているケースもあるため、
登録メールのご確認もあわせておすすめします。

Q. エアアジアの運休対象便を予約していた場合、返金はできますか?

A. はい。エアアジアは運休対象便の予約者に対し、
振替・クレジットシェル・全額返金の
3つの選択肢を案内しています。
メール・SMSで通知が来ていない場合でも、
アプリか公式サポートページから
申請できます。

Q. 日系キャリア(JAL・ANA)なら安心ですか?

A. 現時点では便数は維持されていますが、
燃油サーチャージが過去最高水準まで上昇しています。
6月以降発券分はさらに値上がりする見込みのため、
「安心」ではあっても「安い」とは言えない状況です。
一時帰国を予定しているなら
早めの発券が賢明です。

まとめ:
タイ系は「便数減」・日系は「価格増」が当面の構図

2026年春の燃料高騰はタイ発着の航空市場を
大きく揺さぶっています。
タイ系キャリアは「便数を削って赤字を防ぐ」、
日系キャリアは「便数を維持してサーチャージで回収する」
という対照的な戦略を取っています。

こうした不測の事態における「航空会社の方針転換期」は
スケジュール変更が連鎖しやすい時期です。
直近で旅行・帰国を予定している方は、
必ず予約便のステータスを確認してください。
タイ渡航に関する注意事項
あわせてご確認いただくことをおすすめします。

中東情勢が沈静化しない限り、
6月以降も同様の調整が続く可能性があります。
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著者プロフィール

keita satouアイコン

Keita Satou:バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人に勤務する傍ら、ライターとしても活動。タイ在住日本人向けメディアとタイ人向けメディアを運営し、日本のテレビ・各種メディア向けに現地情報も提供している。Facebook(フォロワー約1,700人)をはじめ、複数のSNSで合計7万人以上のフォロワーを抱える。職業柄、各業界のタイの裏話や現場の実情に触れる機会も多い。

出典・参考サイト

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ライター
タイムラインバンコク編集部は、バンコクに在住する経験豊富な編集者とライターからなる専門チームです。日本人メンバーだけでなく、日本語能力試験N1を持つタイ人メンバーも在籍しており、多様な視点から情報を捉えることを大切にしています。 インターネット上の情報だけでなく、実際に現地へ足を運び、独自の取材・調査を行うことを信条としています。グルメ、ビューティー、最新ニュースからカルチャーまで、バンコクで暮らす人、訪れる人にとって本当に価値のある、正確で信頼できる情報を厳選してお届けします。日本のメディアに情報提供することもあります。
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