バンコクの住宅火災で夫婦2人死亡 猫73匹も犠牲に
2026年7月18日早朝、バンコク都トンブリー区、ソイ・ソムデット・プラチャオ・タクシン11にある3階建てタウンハウスで火災が発生しました。この火災で62歳の男性と61歳の女性の夫婦が亡くなり、夫婦が保護していた猫73匹も犠牲になりました。生後2ヶ月の赤ちゃんと寝たきりの高齢女性、猫19匹は無事救出されています。
火災の発生状況
報道によると、2026年7月18日午前6時ごろ、タクシン11ソイにある連棟式の3階建てタウンハウスで火災が発生しました。サムレー警察によると、火元は1階で、火が2階へ燃え広がったとされています。消防隊が出動し、約15分で火勢を制御、約20分前後で完全に鎮火しました。
被害の状況
報道によると、2階の部屋で男性(約62歳)と女性(約61歳)の夫婦が亡くなっているのが発見されました。サムレー警察は、煙の吸入による窒息死の可能性が高いと説明しています。
一方、消防・救助隊は生後2ヶ月の赤ちゃんと、ベッドで寝たきりだった高齢女性を無事救出し、避難させました。
73匹の猫が犠牲に 保護活動をしていた夫婦
今回の火災で特に痛ましいのは、多数の猫が犠牲になった点です。バンコク都のチャチャート都知事は、現場視察の際のFacebookライブで、亡くなった夫婦は身寄りのない猫や保護猫を多数引き取って世話をしていた「心優しい人」だったと説明しました。夫婦は約100匹の猫を保護していたとされています。
報道によると、消火後の検証でケージ内や室内から73匹の猫の遺体が見つかりました。一般的な住宅火災よりもはるかに多くの猫が屋内にいたため、これほど多くの命が失われる結果になったとみられています。
生き残った猫たちのその後
報道によると、19匹の猫が生き残り、そのうち2匹は動物病院に搬送され治療を受けています。残る17匹はトンブリー区役所を経由して「バンコク犬猫保護施設(บ้านน้องหมาน้องแมวประเวศ)」へ移送され、里親募集が始まりました。
チャチャート都知事は、生き残った猫たちへの支援と里親募集を呼びかけており、Facebook「BKK Adopter」などを通じて里親希望者を募る方針だとされています。
出火原因
報道によると、法医学・鑑識チームの初期調査では、電気系統のショートが原因の可能性が高いとされています。ただし、正確な原因は鑑識と法医学の最終報告を待って確定される段階であり、現時点ではあくまで暫定的な推定です。
バンコク都からの呼びかけ
報道によると、都知事や区長は今回の事故を受け、密集住宅地での避難経路確保(階段・通路を物で塞がないこと)と、多頭飼育時の電気機器・配線の安全管理を呼びかけています。
在タイ日本人・在住者へのポイント
今回の事故は、バンコクの密集住宅地に住む方、特にペットを多頭飼育している方にとって重要な教訓を含んでいます。以下の点を意識しておくことをおすすめします。
- 避難ルートの事前確認:自宅のドア・窓・階段・非常口など、火災時に最短で外に出るルートを家族で共有しておく
- 階段・通路・ドア周りを物で塞がない:ペットケージ・棚・段ボール・家電などで通路が狭くなると、煙が回った状況での避難が難しくなる
- 多頭飼育と電気設備の確認:ケージの位置、エアコン・扇風機・照明のコードの取り回しを見直し、コンセント周りの過負荷やコードの劣化をチェックする
- 近隣との連絡体制:密集した路地では、近隣住民や店舗と日頃から顔を合わせておくことで、火災時の通報・避難誘導がスムーズになりやすい
タイの大手メディアおよび現地メディアの報道をもとにまとめています。
まとめ
2026年7月18日、バンコク都トンブリー区のタウンハウスで発生した火災により、保護猫活動をしていた夫婦2人が亡くなり、保護されていた猫73匹も犠牲になりました。一方で、生後2ヶ月の赤ちゃんと寝たきりの高齢女性、猫19匹は無事救出されています。出火原因は電気系統のショートの可能性が指摘されていますが、正式な結果はまだ確定していません。
バンコク都は、避難経路の確保や多頭飼育時の電気設備の安全管理を呼びかけています。密集住宅地での生活やペットの多頭飼育をしている方は、今回の事故を教訓に、改めて自宅の安全対策を見直してみてはいかがでしょうか。先日もビアホールでの火災で多くの人が亡くなったばかりでのこのニュース。バンコクでは電気系統や建物の老朽化による火災が非常に多く発生します。みなさんも滞在先のホテルや住居などの電気系統の確認をおすすめします。
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よくある質問
2026年7月18日早朝、バンコク都トンブリー区のソイ・ソムデット・プラチャオ・タクシン11にある3階建てタウンハウスで発生しました。
亡くなった夫婦は、身寄りのない猫や保護猫を多数引き取って世話をしていた動物愛護家だったとされています。約100匹の猫を保護しており、そのうち73匹が煙に巻かれて犠牲になりました。
法医学・鑑識チームの初期調査では、電気系統のショートが原因の可能性が高いとされています。ただし、正確な原因は最終報告を待って確定される段階です。
19匹の猫が生き残り、うち2匹は動物病院で治療を受けています。残る17匹はバンコク犬猫保護施設へ移送され、里親募集が始まりました。
ケージの位置や電気コードの取り回しを見直し、コンセント周りの過負荷や劣化をチェックすることが重要です。また、避難経路となる階段・通路をケージや荷物で塞がないようにすることも大切です。
出典・参考サイト
- Bangkok Post
- Khaosod English
- Thairath
- Kom Chad Luek
- Prachachat
- ASEANNOW

Keita Satou:バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人に勤務する傍ら、ライターとしても活動。タイ在住日本人向けメディアとタイ人向けメディアを運営し、日本のテレビ・各種メディア向けに現地情報も提供している。Facebook(フォロワー約1,900人)をはじめ、複数のSNSで合計8万人以上のフォロワーを抱える。職業柄、各業界のタイの裏話や現場の実情に触れる機会も多い。
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