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チェンマイ・イーペン祭り2026、コムローイ打ち上げを厳格制限 市内は全面禁止、空港便108便欠航へ

チェンマイ・イーペン祭り2026、コムローイ打ち上げを厳格制限 市内は全面禁止、空港便108便欠航へ(AI生成画像)
keita satou

チェンマイ県は、2026年のロイクラトン・イーペン祭りに合わせ、空に打ち上げるランタン「コムローイ(โคมลอย)」について厳格な制限を発表しました。注意したいのは、「チェンマイでランタンが全面禁止された」というわけではない点です。正しくは、チェンマイ市内などの特定区域では打ち上げを全面禁止とし、それ以外の区域も許可された日時・場所に限定するという内容です。あわせて、祭り期間中はチェンマイ国際空港で108便の欠航が予定されるなど、航空便にも大きな影響が出ています。

コムローイを打ち上げられる日時

2026年にコムローイの打ち上げが許可されるのは、11月24日(火)と25日(水)の夜間、各日19時から翌1時までの指定時間帯のみです。

  • 11月24日(火)19:00〜翌1:00:夜間のコムローイ・コムファイなど
  • 11月25日(水)19:00〜翌1:00:夜間のコムローイ・コムファイなど
  • 11月24日(火)10:00〜12:00:煙を利用する昼間用ランタン(コムクワン)のみ
  • 11月25日(水)昼間:煙ランタンの打ち上げは禁止

つまり、11月23日や26日など指定日以外の自由な打ち上げは禁止されています。許可された区域・条件を満たす場合のみが対象で、花火にも別途規制があります。

禁止区域の整理:チェンマイ市内は全面禁止

チェンマイ県は、安全対策のため区域を3段階に分類しています。特に観光客が注意したいのは、チェンマイ旧市街を含む市街地が打ち上げ全面禁止区域になっていることです。

赤・濃赤区域(全面禁止)

チェンマイ市内(ムアンチェンマイ郡)、ハーンドン郡の全域、サーラピー郡やメーリム郡などの一部が含まれます。コムローイの打ち上げは一切できません。

黄色区域(許可制)

航空機の飛行経路に関係する区域で、サンカムペーン郡の全域やドイサケット郡などの一部が対象です。全面禁止ではありませんが、打ち上げには30日前までの許可申請が必要で、2026年の申請期限はすでに過ぎています(10月25日締切)。

航空経路外の区域(許可制)

周辺15郡の全域や一部郡の指定地区が対象です。打ち上げには14日前までの事前申請が必要で、2026年の申請期限は11月10日です。区域の詳しい境界は、県指定の地図・申請システムで確認する必要があります。

観光客はどこで打ち上げられる?

旧市街のターペー門周辺やホテルの敷地内などで、個人的にコムローイを打ち上げることはできません。打ち上げが可能なのは、県から許可を得た指定会場や、事前に許可を受けたイベントのみです。有料イベントのチケットを購入しただけでは、その会場が県の許可を得ているとは限らない点に注意が必要です。打ち上げを希望する場合は、主催者に県の許可の有無、会場の正確な所在地、許可された打ち上げ時間を必ず確認してください。

許可手続きには「บำเพ็ญ(Bampen)」というアプリが使われ、主催者は地元の郡長への申請と安全対策を守るための覚書(MOU)の締結が必要とされています。使用するランタンにも、タイの地域製品規格に適合すること、空中に浮遊する時間を7分以内とすること、爆竹を結び付けないことなどの条件があります。

無許可で打ち上げた場合の罰則は?

チェンマイ県は、規制に違反すると関係法令に基づき処罰される可能性があると警告しています。ただし、2026年の県公式説明では、違反行為を一律に「罰金〇バーツ、懲役〇年」とする具体的な金額・期間までは示されていません。実際に適用される法令は、無許可の打ち上げか、航空機への危険行為か、火災などの被害を発生させたかによって異なるとされています。外国人旅行者も規制の対象になるため、無許可での打ち上げは避けてください。

チェンマイ空港にも大きな影響 108便が欠航予定

チェンマイ国際空港の公式情報によると、11月21〜28日の航空便について、10月30日時点で108便の欠航、80便の時刻変更、105便の臨時増便が予定されています。これはコムローイの打ち上げ時間帯(11月24日19時〜25日1時、25日19時〜26日1時)の航空安全を確保するための調整です。通常は約20時間ある1日の運航可能時間が、祭りの期間中は約12時間に短縮される見込みです。

空港は、旅客の集中を避けるため、タイ国内線は出発2時間前まで、国際線は出発3時間前までの到着を推奨しています。11月21〜28日にチェンマイを訪れる場合は、航空券を購入済みでも運航時刻が変更されていないか、各航空会社の最新情報で再確認することをおすすめします。

そもそもなぜコムローイは危険なのか

コムローイは紙製のランタンに火をつけ、熱気によって空へ浮かべる伝統行事です。ランタンが航空機の飛行経路に入ると、エンジンなど機体設備への影響が懸念されるほか、燃焼中のランタンが住宅や森林へ落下すれば火災につながる可能性もあります。チェンマイ空港は、祭り期間中に20万個を超えるコムローイや煙ランタンが周辺空域に影響する可能性を見込んでいますが、これは20万個の打ち上げが正式に許可されたという意味ではなく、安全管理上の予測値です。

イーペン祭り自体は中止されない メイン会場が変更に

祭りそのものが中止されるわけではありません。チェンマイ市が主催する公式のイーペン祭りは、11月23〜25日の3日間にわたって開催される予定です(コムローイの打ち上げが許可される日時は、このうち24・25日の夜間のみです)。今年は会場に大きな変更があり、従来のターペー門広場中心の開催から、トンラムヤイ市場公園を主要会場とする計画が発表されています。伝統的な吊りランタンの装飾・コンテスト、文化公演、クラトンの制作コンテスト、ピン川での灯籠流し、大型クラトンのパレードなどが予定され、ターペー門広場も光と音の演出やパレード関連の会場として使用される予定です。つまり、市内でコムローイを打ち上げられなくても、伝統的なイーペン祭りの行事を楽しむことはできます。

旅行者・在住者へのポイント

  • 旧市街やホテルの庭で勝手にコムローイを打ち上げない
  • 打ち上げイベントに参加する場合は、県の許可を受けた会場か事前に確認する
  • 11月24〜25日前後の航空便は変更・欠航の可能性があるため、出発前に再確認する
  • 市内の祭り会場と、郊外のランタン打ち上げ会場は別物であることを理解する
  • 公式の祭りは11月23〜25日、コムローイの指定打ち上げ日は24〜25日という違いに注意する

タイの大手メディアおよび現地メディアの報道をもとにまとめています。

まとめ

2026年のチェンマイ・イーペン祭りは、コムローイの打ち上げが日時・区域ともに厳しく制限されており、チェンマイ市内を含む区域では全面禁止です。航空便にも大きな影響が出ているため、11月下旬にチェンマイを訪れる予定がある方は、フライトの最新情報を必ず確認してください。一方で、祭り自体が中止されるわけではなく、トンラムヤイ市場公園を中心に例年通りの文化行事が予定されています。

タイ在住10年を超える私ですが、バンコクで行われるロイクラトンは何度か参加したことがありますが、イーペン祭には実は一度も参加したことがありません。いつか行ってみたいと思う反面、涼しい1月にチェンマイに旅行したいという気持ちが葛藤して結局参加できずという結果です。是非一度参加してみたいものです。

よくある質問(FAQ)

Q1. チェンマイでコムローイは全面禁止になったのですか?

いいえ。チェンマイ市内を含む「赤・濃赤区域」は全面禁止ですが、それ以外の区域では、指定日時(11月24・25日の夜間など)と事前許可を条件に打ち上げが可能な場合があります。

Q2. ホテルの庭や旧市街でコムローイを打ち上げてもいいですか?

いいえ。旧市街を含むチェンマイ市内は全面禁止区域です。打ち上げが可能なのは、県から許可を得た指定会場のみです。

Q3. 違反した場合、具体的にどのような罰則がありますか?

チェンマイ県は、規制に違反すると関係法令に基づき処罰される可能性があると警告していますが、具体的な罰金額や懲役期間は公表されていません。実際の処罰内容は、違反の内容(無許可打ち上げ、航空機への危険行為、火災被害の有無など)によって異なります。

Q4. イーペン祭り自体は中止されるのですか?

いいえ、中止されません。公式のイーペン祭りは11月23〜25日に開催されます。今年はメイン会場がトンラムヤイ市場公園に変更されています。コムローイの打ち上げ制限とは別の話です。

Q5. 11月下旬にチェンマイへ行く場合、何に注意すればよいですか?

11月21〜28日はチェンマイ国際空港で108便の欠航、80便の時刻変更が予定されています。航空券を購入済みでも、出発前に運航状況を各航空会社で再確認することをおすすめします。

出典・参考サイト


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著者:Keita Satou
バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人に勤務する傍ら、ライターとしても活動。タイ在住日本人向けメディアとタイ人向けメディアを運営し、日本のテレビ・各種メディア向けに現地情報も提供している。Facebook(フォロワー約1,900人)をはじめ、複数のSNSで合計8万人以上のフォロワーを抱える。職業柄、各業界のタイの裏話や現場の実情に触れる機会も多い。

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Keita Satou
タイ在住ライター
バンコク在住10年以上。旅行ライセンスを持つタイ法人に勤務する傍ら、ライターとしても活動。タイ在住日本人向けメディアとタイ人向けメディアを運営し、日本のテレビ・各種メディア向けに現地情報も提供している。Facebook(フォロワー約1,900人)をはじめ、複数のSNSで合計8万人以上のフォロワーを抱える。職業柄、各業界のタイの裏話や現場の実情に触れる機会も多い。
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