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海外の単身赴任における浮気や不倫はよく聞く話ですよね。海外赴任中の旦那の浮気や不倫だけでなく近頃では、日本に残った奥様の浮気や不倫の話も聞くことがあります。そんな徒然ならない異性関係と浮気のリスク対策をタイ・バンコクに11年間滞在している。女性FP(ファイナンシャル・プランナー)の田中ゆき恵さんに浮気や不倫が発覚した際のリスクと裏技を聞いてみました。


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参考データ:平成24年の司法統計

順位がこのようになった背景の分析はさておき、男性側も女性の『異性関係』を離婚の原因に挙げていることは確かなようですので、昨今は男女平等に相方の『浮気』リスク対策が必要ということが言えるのかもしれません。

しかしこの『浮気』の概念自体は、『一夫一妻制』の副産物であり、日本が完全に『一夫一妻制』を導入したのは明治31年(1898年)のこと。ほんの100年ちょっとの歴史なわけです。それまでの日本は、『4人までは(正式な)妻を持ってもいい』と定めているイスラム系のいくつかの国々顔負けに『一夫多妻』が当然の文化でした。特に貴族や武家社会では、『家を継承する』という概念の元、『少しでも多くの子種を残す』事が良しとされてしました。妊娠しないと常に女性に原因があるかのように『石女』と呼ばれて離縁されたり、性差別もひどかったわけです。

全54巻からなる平安の一大恋愛小説『源氏物語』では、帝の嫡子でありながら降格し、絢爛豪華な平安の貴族社会のスーパープレイボーイ『源氏の君』の女性遍歴が描かれていますが、当時はすべての女性に『礼を尽くして』いれば、『浮気』とは扱われず、『あの人は素晴らしい人だ』とさえも評価された社会だったように描かれています。

しかし、日本の一夫多妻制度は徒然なるずっと前の『魏志倭人伝』にも『大人皆四五婦下戸或二三婦』という記述があり、3世紀頃から一夫多妻制の社会があったことが確認されているのです。

その後、江戸期には『側室制度』が確立され、妾は妻と同じく『二親等』と認める法制度が整っていくこととなるわけですが、それまではどれだけでも許されていた妻の数を二人だけに制限された流れですから、その後も二人の女性くらいでは飽き足らない方はたくさんいたわけですね。かの勝海舟も少なくとも5人の妾に計9人の子供を産ませるなど、浮名を轟かせていたのは有名な話です。

そして、キリスト教的倫理観が日本文化に影響を与え始め、一夫一妻制が整っていき、二人でも飽き足らないのに、今度は『一人のパートナーと一生連れ添いなさい』という法律になってしまいました。

一人のパートナーで飽き足らない男性がいるのは想像できる流れでしょうが、女性の社会進出などをきっかけに、『女人には背の君は一人』なんて健気に夫が自分の屋敷に通ってくれるのを女性が待っていた平安時代とは異なり、現代では女性も(ある意味)『同様に』浮気をする世の中になってきました。元モー娘のメンバーでも、彼女の浮気が原因で離婚となり世間を騒がせたのは、皆さんの記憶にも新しいのではないでしょうか。

判例における『浮気=不貞行為』の定義は、『配偶者のある者が、自由な意思に基づいて配偶者以外の者との性的関係を結ぶ事』とされており民法違反行為に当たりますから、損害賠償などの請求をされ、それが法廷で認められた場合は、浮気をした人物も浮気相手も慰謝料の支払いなどが発生することが起こり得る行為です。男女問わず、信じていた配偶者に裏切られるわけですから、精神的苦痛は大きく、お金でその苦痛から解放されるわけではないでしょうけれども、裁判沙汰にまで発展してしまった場合のリスクとしては:

裁判沙汰にまで発展してしまった場合のリスク

1)裁判や弁護士にかかる費用及び時間のリスク

2)離婚となった場合の慰謝料など、金銭的なリスク

この時間のリスクの話でお話しすると、『性格の不一致』が原因だったカップルで、妻(シンガポール人)&夫(日本人)の知り合いは、10年以上の調停沙汰で最近ようやく離婚が成立しましたが、『中華系はモメる』と異文化結婚の場合の離婚時の難しさ、シンガポールまで出廷のために出かける費用、精神的な疲弊、弁護士費用を含め、10数年の争いで失ったものの大きさを口にしていました。

これに加えて
子供に関わるリスク

1)子供からの自分への信頼を失う

2)養育費などの金銭的なリスク(離婚しなくても発生するが)

3)子供との生活ができなくなる可能性のリスク

4)子供が学校で虐められたりするリスク

5)争っている両親を垣間見ることによる精神的ストレス

など、波紋は大きく広がる可能性が予想されますが、離婚した多くのカップルから聞くのは、『結婚よりも、離婚の方がパワーを使う』というセリフ。

金銭的もしくは物質的なことだけでも挙げだすときりがないと思いますが、裁判を争う精神的な苦痛やストレスも加わって、浮気をした方にも、浮気とわかって『不貞行為』の相手をした相方にも、浮気をされた方にも、子供や親などの家族にも、負の影響は自分だけで消化できる事項ではありません。

 

男女ともに、パートナーの浮気やそれに起因した離婚というような事態を避ける解決法

◆普段から資産は共同名義にできるものはできるだけ共同名義にする

◆『流動性のある余剰資金』を作らない
(緊急用資金として生活費x半年分くらいは残すべきですが、それ以外は資産の『流動性』を制限する=積立で除ける・不動産に換えるなど)

◆夫婦の共同プロジェクトを作る
(資産形成のためのパートナーとなる・二人で副業事業の経営者となる)

◆夫婦別室制を導入してみる
http://www.minden.jp/clover/husband-and-wife-bedroom/

◆なし婚夫婦は小規模でも結婚式を挙げる
http://www.anniversaire.co.jp/brand/pr/soken1/report30.html

などがあります。特に『共同プロジェクト』があると、たとえちょっと喧嘩していたとしても、会話せざるを得ない事で『喧嘩しっぱなしでその後の会話のきっかけを見出せず、そのまま夫婦感が冷えてしまった』というようなことが避けられます。資産の流動制をある程度ロックしてしまうのも、お互い浮気資金を拠出できないようにするのに有効ですし、資産の運用状況などを両者が確認できて安心です。夫婦別室は最近増加傾向にあるようですが、専門家でもそのメリットを提唱している人が多くなってきています。なし婚と離婚の相関性に関しては、心理学部卒業の田中としては、その心理的メカニズムには興味津々ですが、そこまで解析している記事は見つけられませんでした。しかし、『儀式』が精神面に与える影響が大きいことを物語っている数字だということは明白で、面白い結果ですね。

そして、海外ならではの裏技としては、

  • 夫婦共同名義で『積立』や『投資』ができる
  • 不動産なども夫婦共同名義の資産にできる
  • 銀行口座も夫婦共同名義にできる

という事で、なんと海外だと全部共同名義にできるんです。『共同名義』で円満家族計画、ご相談はインフィニティたなかまで。


バンコクのファイナンシャルプランナー(FP)田中ゆき恵さんの紹介執筆:田中 ゆき恵(たなか・ゆきえ)
イギリスCII Award in Financial Planning認定者
シンガポール及び香港FP資格,声紋分析心理士
米The University of Michigan卒業。
アジア6拠点を有するInfinity Financial Solutions2006年入社。
邦人向けコンサルタントとして、バンコクオフィス駐在。
バンコクや日本での執筆活動に加えて、ジャカルタでの『へそくり教室』活動の他、2019年よりベトナムにも活動拠点を広げるべく奮闘中。

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