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ベトナム赴任・駐在前に準備と確認しておきませんか?「物価」や「インフレ」そして「銀行口座」や「保険」について

Thaim Line Bangkok

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「海外へそくり教室」

さて本日は、ありそうでなかった、
海外の赴任先がベトナムの場合の駐在前にできる
お金事情の豆知識及び出国前準備のチェック項目・落とし穴についてお届けします。


香港やマン島に渡航せずにできる貯蓄プランのご相談をはじめ
オンラインミーティングやLINEでの個別質問も大歓迎です。

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【ベトナム物価豆知識】
まず、ベトナムへ駐在が決まった方だと、
多くのご家庭がホーチミンもしくは ハノイ方面での
居住予定の方が多いのではないでしょうか?

赴任前は、
東南アジア(ベトナム)は物価が安いから、駐在中は手当も多いし沢山お金を貯めれそうだ
と思っていらっしゃる方も多いようですが、
実際はどうでしょうか?

豆知識その1:為替
まずは対日本円のドンチャートをチェックしてみましょう。

画像① 対日本円のドンチャート 過去10年

出典:https://www.xe.com/

ここ10年のチャートでは、随分対ドンが強くなったことがわかります。
2011年10月のピーク時は、一円で270ドンほど買えましたが、
直近は213ドンしか買えなくなってしまいました。
ドンが強くなったということは、円やドル給与の方は、
換金時為替差益で昔ほどお得感がないのでは?
昔ほど生活費の割安感はない』事をご注意ください。

豆知識その2:インフレ(物価の上昇率)
次に、インフレ率をチェックしてみましょう。

画像②

出展:https://tradingeconomics.com/

計測史上一番インフレ率が高かったのが、
サブプライムの真っ只中の2008年。
27%ものインフレ率ですから、
1年間で、100円だったものが127円ほどまで上昇した事になります。
直近は2.9%まで落ち着いていますが、
これはベトナム全土の平均ですから、
都心部での体感インフレは今でも6−7%程度でしょうか?
ベトナム在住の方は、実際にいらしてから
物価上がってるなぁ』と肌で感じるようなご経験はありませんか?

特に、教育セクターのインフレ率は6.92%、
食品は4.68%という事なので、
駐在員を派遣している企業の帯同者コストや、
実際生活している駐在員の皆さんの生活コストも上昇しています。

計測スタートの1996年から今までのインフレ率平均は6.34%。
12年ごとに物価が倍倍になっていることになりますので、
為替とインフレ率のダブルパンチで、
実質的な貯蓄環境として『貯まりやすい』環境なのかは少々疑問が残ります。

また、灯台下暗しになりがちなのが、『もしも対策』。
これからの海外生活に想いを馳せて、
海外居住中の『もしもリスク』が見落とされがちです。
大黒柱に万が一の時、資金にアクセスするにはどうしたら良いか?
遺産相続』となった場合、
日本とベトナムの両方の『遺産』を相続する手続きが必要になるわけですが、
日本の相続手続きだけでも結構大変なのに、
私達が、『外国人』となるベトナムでの遺産相続は『プロベート
という特殊な手続きを、法廷に出廷して踏むことになります。
時間も弁護士費用もかかるだけでなく、
身内の不幸で弱っている時に、
現地語で必要書類を整えたりというストレスは、
残された家族には相当な心痛ではないでしょうか?

万が一の時どのようなお金インフラがあり、
どのように対応するか、ご家族でしっかり話し合っておく必要があります。
海外居住をするにあたり、意外と準備やチェックが手薄になりがちなお金インフラですが、
海外でのオプションも含めて、正しい知識を身につけ、
ご家族内での対策を考えましょう。『もしもリスク』に関しては、
こちらの記事をご覧ください。
夫に先立たれたら、妻の年金はどうなる?

このようなベトナムでのお金事情の状況を知った上で、
日本でどのような準備をしてくると良いでしょうか?

チェック項目その1—
銀行口座

落とし穴1
日本で『海外居住になる』と銀行に相談すると、
2015年のマイナンバー導入に伴い、最近は金融機関によって対応が様々です。

パターン1:『非居住者口座』の開設を促される
銀行サービスは『オンショア』ビジネスといって、居住者向けサービスです。

従って、海外居住になる場合、日本に居住しない『非居住者』となるので、
海外居住者用の口座を開設して、資金もそこへ移してくださいという事です。
留意点』とされる事項が多く下記のサンプルの様になっています。

サンプル1 (三井住友銀行の場合)

サンプル2 りそな銀行の場合

りそな銀行の場合

出展:https://www.resonabank.co.jp/

となっておりますので、ご注意ください。

落とし穴2:銀行口座の解約を促される
銀行によっては、口座の解約を促されてしまいます
サンプルをご覧ください。

新生銀行の場合


出展:https://faq.shinseibank.com/

証券取引口座なども同じように『オンショアサービス』ですので、
ほとんどの証券会社がホームページなどでも『非居住者になる場合はサービスを提供できない
と銘打っていますから、ご注意が必要です。

届けていなくても『平時』は問題ないかもしれませんが、『不慮の事故』や不幸などの緊急時、
届けていないことがリスクになりえますので、注意が必要です。

チェック項目その2—
個人加入中の医療保険

駐在が決まると、会社が海外での医療保険に加入してくれることがほとんどです。
その場合、ほとんどのケースが『旅行者傷害保険』への加入となり、
出国から再入国までの医療費を負担してくれるというのが大枠ですが、
この『旅行者傷害保険』が3~4年前くらいから保険料が大幅に引き上げられているので、
駐在員の方々の医療費負担も、昔のように『キャッシュレスでなんでも払ってくれる
というパターンから、お勤め先が利用しているパッケージによって、
カバーレベルが様々になってきています。
従って、まずは駐在中の医療保険のカバー内容は、しっかりご確認ください。

それを踏まえた上で、個人加入している医療保険や生保につけている医療特約が駐在期間中必要かどうか検討してみましょう。

特に生保に『医療特約』で付けている場合、何も付けていない場合と比較すると、
1)保険料が高くなっている

2)貯蓄率が下がっている

のどちらかのパターンに陥っている事がほとんどです。

***そもそもの目的はなんだったか(貯蓄目的?保障目的?)

という事にもう一度立ち返って、
貯蓄目的だった方は駐在期間中医療保険を外す事で、
保険料のカット』を達成したり、『貯蓄率アップ』を達成する事ができる可能性があります。
医療特約』は『既往症』がなければ本帰国後再度付けることができる項目ですので、
個人加入の保険の必要性及びコスト管理はしっかりチェックしていきましょう。
入院費などの申請に必要なものなども、
この機会にチェックしておくと、
もしもの時に落ち着いて手続きすることができます。
時間がない方は、保険証書など、
内容がわかるものは一式持っていくこと、
また、担当者の連絡先などを今一度確認しておきましょう。

 

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(著者プロフィール)
Text:田中ゆき恵(たなか・ゆきえ)
イギリスCII Award in Financial Planning認定者
Infinity Financial Solutions シニアコンサルタント
名古屋出身。米University of Michigan卒業後、日本で5業界ほど渡り歩き、
最後某通信大手勤務中に、現在のポジションをオファーされ来秦を決める。
海外居住者向けの教育資金プランや、年金プラン、保険、資産形成、相続対策など、包括的なアドバイスを得意とする。
マレーシア、バンコクでのセミナーや執筆活動に加えて、ジャカルタでのセミナー活動の他、
2019年よりベトナムにも活動拠点を広げています。バンコクのファイナンシャルプランナー(FP)田中ゆき恵さんの紹介タイ・バンコクを中心に女性FPとして15年目 保険や資産運用等でタイ在住の日本人をサポートする田中ゆき恵さんのプロフィール

ytanaka@infinitysolutions.com
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https://www.facebook.com/

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